中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第833回
相手を知る

日本人は刺身や寿司が大好物な人が多いでしょう。
刺身は生の魚をさばいたものですし、
寿司ネタで魚はご飯の上に生の魚を乗せた食べ物です。

世界の中では実際に魚を生で食べる国はそうありません。
魚を食べる時焼いたり煮たりして食べる国が大半です。
このように食文化でもその土地によって食べ方が変わってきます。
育つ野菜等もその土地にあっているものですから
それなりに理由があります。

株式市場でもその国によって
海外投資家に対して規制がない市場もありますが、
規制があり投資できる範囲が限られている市場もあります。
食文化同様、株式市場でも
各国によって中身が違っていることを理解しておくことです。
日本の株式市場と同等に考えたら正しい判断ができません。

中国本土の株式市場ではB株市場には投資ができますが、
中国企業が多く上場しているA株市場には投資ができません。
また香港市場には中国企業が多く上場しています。
その中から中国企業に投資できます。

では中国企業と日本の企業とはどのような違いがあるのでしょうか。
企業としては違いがありません。
大きく違うのは市場環境です。
また経済の発展度合いも違い、
日本の市場が先進国への投資だったら
中国は後進国への投資になります。
そのような違いを見極めて投資を考えることです。
日本の株式市場への投資と同じ考え方で投資はしないことです。
まずは投資する国の実情を知っていくことが先決です。

男性と女性が知り合ってお互いに興味を持ったなら
まずは相手のことをもっと知ろうと思うでしょう。
どんなものに興味を持っていて
どんなものがすきかきらいか、
相手のことをよく知ろうと思います。
もっと親交が深まって結婚を意識するようになれば
当人同士の問題だけではなくて
お互いの両親のことも意識していくようになります。
ゴールインして結婚したとしてもそれで終わりではなくて、
そこから始めて新しい生活が始まります。

中国株式市場の企業に投資する場合でも
まず中国市場の仕組みを知る事から始まります。
投資する企業を決めたとしたなら企業の動向が気になります。
恋人同士だったら
お互いのことをもっと知ろうとするのと同じでしょう。

企業が伸びていくために影響するのは
中国政府の政策や海外からの投資家の動向などです。
恋人同士でも結婚するときには
お互いの両親の了解が取れたなら一番いいことです。

結婚しただけではなく、その後二人の生活が始まります。
そこからが本当の結婚生活です。
株式投資でも利益が出せるかどうか、
投資した後が大事で投資結果が出てきます。

<次回に続く>

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年8月15日(火)

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