中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第854回
長期投資で上海市陸家嘴を見ると

中国本土B株企業の
上海市陸家嘴金融貿易区開発への投資ですが、
2010年には上海万博が決まってはいますので
今後も業績では伸びていくでしょう。

ですが、国策関連銘柄ということで
上海が世界でも金融関連企業の進出が安定してきたために
大きく業績が伸ばせる企業とは違ってきました。

他の不動産企業のほうが発展が著しいですから、
そちらのほうの企業に
投資を考えたほうがいい企業に入ってきています。

どの業種でもいえることですが、
業績が安定して伸びていく企業よりは
大きく成長できる企業への投資が基本になります。

私自身は上海市陸家嘴の本社に3回ほど伺っています。
ですのである程度おおまかに
事業展開については把握できています。

上海市陸家嘴としても
他の省にも事業展開をしていきたいということは聞いていましたが、
現実にはそうなっていません。

ですが、反面上海市陸家嘴に投資をしておけば、
金融経済地区という同社の強みが出て
将来大きく発展(収益向上)していく可能性も
否定できない企業であるという見方もできました。

こればかりは中国政府と中国経済の発展と
同社の関係を見ていかないとなんともいえないのが現状です。

では今から上海市陸家嘴に投資をしたほうがいいのかといえば、
現時点では
伸びていく不動産企業に投資をしたほうがいいに決まっています。

私自身は同社株に対してはある程度株数を購入していましたが、
現在は他の不動産企業に投資するために
残しておいてもいい分だけの株数だけを除いて売却しました。

十分投資した金額に対しては元手を回収しておりますので
万が一ゼロになったとしても損にはなりません。

実際同社株を売却して
他の不動産企業に投資した企業が
業績を大きく伸ばしています。

時代によって今まで投資できる企業が
そうでない企業に変身していくことはよくあります。
そのときには潔く売却して
次に伸びていく企業へ投資していくことが大事になってきます。

時代の流れとともに伸びていける企業や業種も変っていきます。
時代の流れにマッチするような企業に
投資資金を動かしていくことが
利益を膨らませていける条件の一つです。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年9月13日(水)

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