中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第878回
少ない投資金額のときこそ増やせる

地道ですが、コツコツと自己資金で中国株に投資していくことで
利益を増やしていくことができます。

ですが、人間というものは時として自制をはずすことがあります。
お金というのは人間の考え方を変えていきます。

例えば宝くじで3億円当てたとしたなら
そこで人間の思考回路、考え方が変わってきます。

今まで生きてきた中でまず考えることは負債の返済です。
家のローンなどが残っていたなら
宝くじで当てた金額で返済していくことは合理的です。
ですが、そのほかにも欲望が出てきます。

残ったお金で今までやりたかったようなことをしたくなります。
そのお金でできる限りのことをしたくなります。
ですが、これでは
いつもの実力以上の使い方をしていくことになります。
お金が人間の理性を超えた行動に走っていきます。
結局はある程度お金を使ってしまうまでは
自分でも止められなくなるでしょう。

毎月2万5000円を貯めて
年間30万円を中国株投資に回していたとしたなら
なんと少ない金額だろうと思えてきます。

本来の実力は毎月2万5000円なのですから、
そこを基準として物事を見ていかなければいけないのですが、
そうは行かなくなります。
そんなときは宝くじは単にあぶく銭が入ったと思って、
その宝くじのお金を使っていくのではなく、
宝くじのお金を運用し、その中から利益が出たなら
利益分を使っていくような考え方ができれば合格でしょう。

宝くじで当てた中から1億円を中国株投資に回して、
配当利回りが3%ついたなら年間で300万円がつきます。
その300万円までは使っても、購入した株は売却しないことです。
そうすれば次の年もまた300万円が入ってきます。
業績が良ければ配当利回りでも4%になっているかもしれません。
400万円を使ったとしても
株を売却しない限りはまた次の年に配当金がつきます。

株というニワトリを食ってしまわない限りは、
ニワトリが産んでくれた卵は毎年食べることができるのです。
このような循環を造っていけたなら一生卵を食べていけます。

実際に宝くじを当てることはまずできませんが、
ほかの事でもやり方は同じです。
浮いたお金が出てきたなら
まず使う前に他にもっと有効に使えないか
考えてみることです。
毎月2万5000円の貯金を3万円にすることができたなら
20%分多く投資ができます。

投資資金が少ないときにこそ
投資金額でも少し増やしていきますと
その効果が一番大きく出ます。

まずは宝くじで一攫千金などの夢を捨てて、
自分の資金で増やしていくことで
実際に受け取れるお金を手に入れていく考え方ができます。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年10月17日(火)

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