中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第900回
レノボグループの9月中間決算から

パソコン大手企業であるレノボグループ(コード:0992)は
2006年9月中間決算では
売上高が前年同期比で16.4%増ながら
純利益は52.7%減となっていました。

・レノボグループ
売上高 --- 71億7600万米ドル 前年同期比 16.4%増
純利益 --- 4300万米ドル 前年同期比 52.7%減
EPS --- 0.005米ドル
中間配当 --- 0.024香港ドル
(レノボグループは2006年4〜6月期決算から
決算通貨を香港ドルから米ドルに変更 )

2005年9月の売上構成ではノート型PCが48.1%、
デスクトップPCが45.9%となっています。
レノボグループが純利益率を回復していくには
あと3〜5年かかりそうです。

レノボグループが聯想集団(レジェンド)という企業名のころで
(2004年4月に英語社名を「レジェンド」から「レノボ」に変更)
2000年前後は同社の株価もITブームに乗って株価が急騰しました。

1999年5月のころの株価は0.95香港ドルだったものが、
2000年3月には17.5香港ドルまで値上がりしました。
私の周りにも同社株を購入している人がいて利益を出していました。

私自身はITブームになる前に
四通控股 (ストーングループ、コード:0409)や
方正控股 (ファウンダー、コード:0418)を購入しており
ITブームになったときには
購入株価に対して10倍以上まで値上がりしていました。
ですが、2000年後半に入りITブームが去るとともに
株価も大きく下げていきました。

私自身は 四通控股や方正控股の株は売却して
今はもう手元に持ってはいませんが、
もっと早く売却しておけばよかったと悔やんだ思い出があります。 

ITブームで買われた企業というのは
業績はでていなくともこれから大きく伸びていくのではないか
という期待から投資ブームにつながっていました。
もし、業績でも伸ばせていけたなら
現在でも株価も下がるどころか上がってきていたはずです。

投資する企業の業績が今後も伸びていけるのでしたら
安心して投資をしていっても大丈夫ですが、
もし業績が予想より低くなったり赤字になりそうでしたら
すぐに売却をして
次に投資できる企業を探していったほうがいいでしょう。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


←前回記事へ

2006年11月16日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ