中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第1000回
小魚

「中国株で財産をつくろう」の記事も1000回になりました。
第一回目の記事を書いたのが2003年6月9日でしたから、
約3年半書いてきたことになります。
この3年半の間に
中国のGDP伸び率でも9〜10%平均で伸びてきました。
中国でも所得が増えるにつれて
世界の工場から消費市場へと代わりつつあります。
現在は沿岸部の所得が高いですから、
既に沿岸部では消費市場へと代わりつつありますが、
内陸部や農民はまだそこまでいってはいません。
これから徐々に所得も向上していくでしょう。
まだまだこれから伸びていくのが中国の経済です。

私が中国株投資を始めた1994年のころはまだ中国は不安定で
とても投資ができないという意見の人も多かった国です。

今では中国が成長することにより、
日本の企業も中国からの仕事が入ることになり
その恩恵を多大に受けるようになってきており、
やっと一息ついてきた企業が多くあります。

中国が成長するとともに日本の企業も仕事が入ってくるこの関係は
これからもずうっと続いていくでしょう。
もちろんほかの国でも今後発展していきますから
中国だけではないにしても、
中国という国の存在の価値観が増してきています。

では、中国の経済が発展していくとしても
私自身が1994年当時に一番最初に投資した企業から中国株に投資し、
どの銘柄でもいいから
投資しておいたら利益を膨らませていけたかといえば
そんなことはありません。

その時代に必要とされる業種、
今後伸びていける企業に投資してこそ
初めて利益を出せる投資ができます。
利益を出せる企業を探すということは
これから中国市場で伸びていける企業のことで、
業績でも一歩二歩先を見て
今後伸びていけて収益を拡大できるような企業に投資して初めて
利益を出していけます。

いま泳いでいる魚がこれからどこまで成長できるのか、
小魚であっても成長すれば大きな魚になります。
1994年当時のH株企業は
中国でも国営の大きな企業が主に上場していましたので
小魚ではありませんが、
その後業績でも伸びて株価も上げていった企業も多かったですから
大きな小魚でしょう。

一方で、中国本土B株企業は
地元の小さな企業が多く上場していましたので
小魚が上場しているといってよかったでしょう。

どちらにしても
成長している魚を見つけて投資していくことが大事だったのが
1990年代に上場している企業への投資でした。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2007年4月5日(木)

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