中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第1020回
日本の成長過程を投資で生かす

日本は発展途上国から成長し、
もうりっぱな先進国として成長してきました。

では現在日本の実情はどうでしょうか。
日本では自殺者が年間で3万人を突破しています。

日本の人口が1億2000万人ならその比率は0.025%です。
家族がいて、4人の家庭でしたら比率で見れば0.1%です。
つまり1000件のうち1件で自殺者が出てきている計算です。
身近な親戚で10件あれば
100件のうちの1件で自殺者が出ている計算になります。

また日本でもワーキングプアーといわれる人がいます。
働いても働いても生活は楽にならず、
路上生活者や24時間営業している店で一夜を過ごして
働きにいくというような人もいます。

そのほかでもモラル低下やパチンコ依存症、子供への虐待、
汚職や年金問題、公務員の天下り、無駄な公共事業費の出費等
数を上げていったならキリがありません。
一部だけを見て日本が先進国家になった国として
はたして誇れる国なのかと考えさせられるところもあります。

一部の悪いところだけを見て先進国といったって
日本のような国はダメだ、
いくら経済が成長したとしても
内容が伴なっていないじゃないかと批判されたら
当たっている面がありますので
言い訳する前に何とか直していかなければと
考えなければいけません。

問題は日本の実態の一部を取り上げて、
だから日本はダメなんだと決め付けることです。

日本でも多くの人はまじめに働いている人がほとんどです。
そうでなければとっくに先進国から外れています。

中国に対しての見方もそうです。
中国は成長しているとはいえ、
中国全土で見ればまだ発展途上国です。
そのような国に対して
日本で起きているようなことを棚に上げておいて
中国の欠点だけを論って、
だから中国はダメなんだと決め付けるのは
日本はだからダメなんだといっていることと同じです。

第二次世界大戦で敗戦国家となった日本は食べるものが無く
いかにその日食べていけるかが最優先課題でした。
今の日本では職業を問わなければ働けば食べていくことができます。

ですが、過去を知っている人は減っており、
昔話としか聞こえない人が多くなってきています。
その時代と今では価値観が違ってきていますので
同じ水準で考えることはできませんが、
では中国は昔の日本と比べたら
どの水準にあるのか考えれば、
これからどのように中国が成長していくのか、
どの企業が伸びていくのかが見えてきます。

日本のダメなところ、中国のダメなところは数多くありますが、
マイナス面だけを見ているだけではなく、プラス面も見て
時代の変化に合わせて投資でも生かしていくことで
利益を出していけるような投資ができます。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2007年5月3日(木)

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