中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1061回
この道はいつか来た道

サブプライムローン問題がきっかけで
世界の株式市場が下げて来たのを見るに付け、
企業業績だけで株価が変動するものでないことがよく分かります。
ですが、この経緯は昔通ってきたことがある道です。
前にも記事で書いたことがありますが、
以下は私の著書で
「中国株で1億円儲けた」の中の引用です。

97ページから

そして1997年以降、ヘッジファンドは
香港をターゲットとして襲いかかってきたのです・・・・・・・・
私の株も
3000万円が1000万円以下まで下がってしまいました・・・・・
それほど悔しくはなかったのです。
いや、むしろ喜んでいたといってもいいのです・・・・・・


124ページから

「もう疲れちゃった」という感じでしょうか・・・・
それまでの2年間の安値買いが終わり一息ついて
気が抜けた状態だったのかもしれません・・・

2001年2月には中国本土の投資家も
条件付でB株企業を購入できるというニュースで
株価は大きく上がっていくのですが
1997年以降2年間中国株は下げ続けていました。
今回は2007年11月から下げ始めていますので、
まだ1年も経っていません。

1997年以降中国株が大きく下げた時に
積極的に投資をしたからこそ
その後1億円にしていくことができました。
では、今の状況はどうかといえば1997年以降のときと似ています。

株価が大きく下げているときに購入できる市場が目の前にあります。
ですが、多くの投資家は下げているときに購入しません。
これからどこまで下げていくのかわからないのと、
損をしたくないというような恐怖感から購入をしません。
これが一般投資家です。

では私の場合はどうかといえば
株価が下がっていこうが、
購入企業に対して
株価に割安感がでてきた1月、4月、5月に追加購入しています。
6月からは少しずつながら毎月買っています。

株価が下げているのは悪いことではありません。
これから収益が下がり、
将来性が見えない企業に転換したなら投資はできませんが、
優良企業が下げていて
買値より下がっていたとしてもいいのです。
本来は追加購入できればいいのですが、
できなかったとしても
安値で買えたことでOKだとしましょう。

また投資資金にしても
月に3〜5万円貯めて購入できる金額になってからでも十分です。
家やマンションを購入するにしても
頭金を貯めていくにしても
すぐに貯まるわけではなくて
毎月コツコツと貯めていくことで目標金額に達します。
投資資金も同じです。
では、貯めている間に株価が上がっていってしまったらどうするか。
上がっていったとしてもそこから購入していけばいいのです。
すぐに高値まで急伸していくことはまずありません。

しかし、下げていっている間購入していくのは
精神的にはかなりきついのかもしれません。

私自身、2000年に入り株価が上げ始めてきたときには
『「もう疲れちゃった」という感じでしょうか・・・・
それまでの2年間の安値買いが終わり一息ついて
気が抜けた状態だったのかもしれません・・・』
と、いっています。
では、今回も2年以上下げていくのでしょうか。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2008年9月19日(金)

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