中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1070回
株価の下げ

14日、日経平均の終値が過去最大の上げ幅となったとき
証券会社に
口座を開きたいという電話が多くかかって来たといいます。
14日だけは投資家の心理が強気に転換した日でした。
15日になると日経平均は続伸し
99円高の9547円で引けていましたが、
冷静さを取り戻した投資家は様子見を決めています。

15日のニューヨーク株市場のダウ平均は前日比733.08米ドル安の
8577.91米ドルと大きく下げていました。
16日の東京株式市場は、
15日のアメリカ市場で景気後退懸念が広がったことで、
700ドル以上急落した流れを受け、
平均株価は、節目の9,000円を再びあっさりと割り込み、
終値では、1987年10月20日のブラックマンデー(14.90%)に次ぐ
過去2番目の下げで1089円安の8458円で引けています。

14日に日本株を購入しようと思った投資家は
16日の東京株式市場の大幅な下落を見て
投資意欲をなくしたのではないでしょうか。
さらに底値がわからなくなったとして
投資家心理は強気から弱気に変ったでしょう。

香港市場も世界的な景気減速への懸念を背景とした
前日のニューヨーク株市場急落を受け、
寄り付きから大きく下げています。
ただ、後場14600ポイントを割り、
場中の年初来最安値まで迫りましたが
15000ポイントを回復して取引を終えています。
H株も6.722安の7363.390ポイントとなっています。

16日のニューヨーク株市場はダウ平均株価は、
下げ幅が一時380ドルを超えて下げましたが、
買い戻しが入り
終値では401.35ドル高の8979.26ドルで取引を終えていました。

世界の株式市場が下がってきている間に、
香港市場で上場している企業の株価も大きく下がってきました。
株価も大きく下げた分、配当利回りも大きく上がってきて
6〜9%程度まで上がってきた企業も多くでてきました。
現在の株価は常識では考えられないくらいに下げています。
ですが、投資家心理が盛り返さなければ
ここからさらに株価は下げていくでしょう。
ここから投資家心理が大きく下がって株価が下げていけば
配当利回りももっと上がっていきます。
積極的に購入できる市場が目の前にあります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2008年10月20日(月)

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