中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1157回
2003年に購入していたなら

株式投資で利益を膨らませていく投資方法としては、
長期投資が基本の投資と見ることもできます。

また投資資金でも
少ない金額でも少しずつ株を購入していき、株数を増やしていく。
特に長期投資では株価が下げたときにこそ購入していくことで
力を発揮します。

長期で投資しておくことで
思わぬ大きな利益を手にすることもできます。

例えば2003年初めの頃の中国石油天然気(ペトロチャイナ)の株価は
1香港ドル台で推移していましたが、
2003年後半には3香港ドルを超え
2香港ドル以下になることはありませんでした。
株価はサブプライムローン問題で下げていく前の
2007年11月30日の20.25香港ドルまで上げていきました。
2003年初めの頃に2香港ドルで購入していたとしても
その後いつ売却したとしても
2007年11月前後まで持ったいたなら大きく株価が上げていました。
また、現在でも中国石油天然気の株価は
8.5香港ドル程度で推移していますので
現在売却したとしても株価は4倍程度値上がりしています。
ペトロチャイナの2007年の配当金では0.363人民元、
2008年の配当金として0.281人民元出していました。
2003年に2香港ドルで購入していたとしたら
2007年の配当金0.363人民元の配当利回りは
約21.8%になっています。
2008年の配当金0.281人民元でしたら13%となります。

2007年の配当利回りでは20%以上と高い数字でしたが、
2008年は製品価格の上昇や販売量の増加を受けて
売上高は増収だったものの、
精製コストの増大が利益を押し下げ22%減益となっていました。
2008年の配当金は減りましたがそれでも配当利回りでは13%です。
2009年収益が回復して配当金が増えていったなら
配当利回りでも上昇していきます。

たとえ2008年の配当利回りの13%で見たとしたら、
今の時点の株価で売却したほうがいいのか迷ってきます。
確かに2007年の高値では売れませんでしたが、
それでも購入金額の4倍ですから大きな利益になっています。
ですが、ペトロチャイナ株を売却したとしたなら
購入価格に対しての配当利回りで
2008年実績で13%を手放すことになります。

株式投資で利益を出すのは株価の値上がり益だけではなく、
配当利回りからの利益も大事です。
私個人は投資でも配当からの利益を重要視しています。

(次回に続く)



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2009年8月21日(金)

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