前川正博さんはこうして
福祉の国で、国にたよらずに根をおろしました

第8回
消費税はつらいよ

役に立たなかった弁護士や広告なども含めた費用についてですが、
会社を登記する前に使ったものは
まったく必要経費と認められません。
勿論これもずっと後で解って頭にきたことです。
(日本でもそうなのでしょうか?)

会社設立前は給料から50%の税金を引かれた後の
手取りで支払っています。
ということは、
10万円の支払いには消費税を入れて
25万円分の収入を充てたことになります。
乏しい資金は減りますが、
店を始めてもそのお金は戻ってきません。
消費税は今も25%で食品でも何でも一緒くたにかかってきます。
今もこの税率は変わりません。
なかなか厳しいものですが、
お店では普通消費税込みの値段しか書かれてないので
違和感はありません。
これに慣れると買い物の度に「何だか高いなあ」とは思っても、
直接消費税には結びつかなくなります。

ガソリンやタバコを買う度にいちいち
「高い税金が掛かってるな」とは、
思わないようなものでしょう。
さて銀行で貸してくれなかった
お金はリーシング会社が出してくれることになりました。
リーシングの会社がお金を貸してくれるというのです。
利子は銀行より高いということも有りません。一安心です。
ただ、このリーシングをするための
査定の資料を出さなければなりませんでした。
売り上げの予想をこちらで出して、会計士に
会社の初年度の予算を提出してもらわなければならないのです。
自分達の書いたどうにでもなる売り上げの予定に、
会計士は三ヶ月毎の消費税を計算した
(素人でも30分でできると思う)だけで40万円も取られました。
800万円の現像機の消費税200万円は後で返ってきますが、
売り上げも無いのに取り合えず全額払わなければななりません。
消費税のせいで、
予定より現金を200万円余計に用意しなければなりませんでした。
予備費が消えてなくなりました。
始まりはこんなことばかりで、思わぬ出費が続きます。


←前回記事へ

2004年7月28日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ