前川正博さんはこうして
福祉の国で、国にたよらずに根をおろしました

第260回
次のテロはデンマーク?

デンマークの警察はブッシュ大統領の警備で、
慣れない緊張を強いられました。
多くの警官が超過勤務になったのですが、
超過勤務手当はなくて、代休になるそうです。
「警官が代休を取ったら、
手薄になったら泥棒が増えるのではないか」
と、夏の長期休暇を前に危ぶむ声が出ました。
しかし、警察は「変わりばんこに取るから大丈夫」
と答えて、のんきなのでした。

ところが、今度は
「デンマークを標的にするぞ」との
テロリストの脅しが現実味が出てきて、
引き続き緊張が続いています。
なにせ凶悪犯罪の少ない都市だったので、
警察も入国管理も緊張したことが少ないので、大変だと思います。

私の店の下あたりに、
デンマークで一番利用者の多い地下鉄と国鉄の駅があるので、
テロの目標候補と見られています。
昨日はその駅で、リュックを忘れた人がいて、
大騒ぎになりました。
リュックはただの忘れ物で何でもなかったのですが、
その後半日は地下鉄もがらがらだったそうです。

こういう時代と関係あるのか、
デンマーク警察は数ヶ月前から新聞に
「スパイ求む」の広告を数ヶ月前に出していました。
スパイを広告で捜しては、
初めから秘密が漏れやすいのではないでしょうか?
「アラブ系のスパイを求む」だったかもしれませんが、
面接にいっただけで周囲にばれてしまいそうです。
「のんきすぎるのではないか?」
と、メディアにもからかわれていました。

この「スパイ求む」絡んだ話で
「米国の通信傍受システム・エチロンは、
多すぎる情報が弱点となるだろう」
とエキスパートが語っていました。
ロンドンでは犯人同士の連絡を絶つために、
携帯電話も総て切られました。
確かに総ての通信の傍受ができても、
こういう緊急の場合には役に立たないのです。


←前回記事へ

2005年7月14日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ