第22回
株は三回に分けて買うものです。

鉄砲玉を一発しか持たない人は
タマを一発打ってしまえばそれでおしまいです。
それと同じように自分がかねてから
狙っていた株を千株(いまは値ガサ株で百株単位で
売買のできる銘柄もあります。NTTやヤフーの
ような一株単位のものもあります。)
買ったらもうお金の残っていない人は
1回しか株が買えません。そのあと
株価が上がろうと下がろうと、手をこまねいて
見ているよりほかありません。

でも3000株とか5000株とか買うだけの
お金を持っている人が欲しい株を
有金全部はたいて1ぺんで買ってしまうのは
あまり感心したことではありません。
買いたいと思った時の株価が
高いか安いかはあとになって
みないとわかりませんが
買ったあとグングン高くなることも
たまにはありますが、
でもほとんどの場合、安くなることが多いのです。
いやいや、必ず安くなるものだと言った方が
いいでしょう。

もし有金はたいて買ってしまうと、
安くなった時、指を食わえて見ているよりほか
ありません。
あの時、1ぺんに買わないで、
お金を半分か3分の1でも残しておいて
いま買えばよかったなあと後悔することが
しばしばあります。
そういうことを何回も経験したことのある人なら、
きっと私の考え方に賛成してくれるでしょう。
株を買う時は資金を3分して、
3回に分けて少しずつ買うことです、

もちろん、買ったあとすぐに
値上がりすることもあります。
そういう時はあの時、
1ぺんに買っておけばよかったなあと思いますが、
高くなってから2回目、3回目を買っても
そんなに嫌な気分にはなりません。
値下がりをしているのに
買うお金がないよりは、
値上がりしたのを
買う方か心理的には楽なものです。
買った株が既に値上がりしていますからね。

株は違う銘柄をいくつも買うより同じ株を
何回かに分けて買う方が力も入ります。
一つの株をじっと観察していると、
株価の居どころがわかるし、
毎日、自分の奥さんの顔を見ているようなもので
今日はご機嫌がよさそうだな。
いや、今日はうっかり冗談もいえない
ということがすぐにもわかってしまいます。
素性の知れた株を相手にすると、
成功する確率が高いのです。





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