中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第1414回
故郷はあとにするためにあるものです

正月とかお盆休みとか、
少々長いお休みになると、
多くの人が生まれ故郷に帰ります。
交通機関はどこも大混雑におちいり、
高速道路は長蛇の列になってしまいます。
これはどこの国にも見られる光景です。

ということは自分の故郷を離れて
遠い土地で働く人が多くなったということです。
昔は生まれ故郷が自分たちの生活の根拠地であり、
よその土地や国に行くことは
どちら側にも色々と制限がありました。
それが同じ国の中なら制限がなくなり、
やがて国境を越えて移民することも
条件を充たせば可能になりました。
昨今では国をまたいで旅行する人もふえ、
人もお金もそういう動きをすることによって
生活の糧を稼ぐチャンスがいよいよ多くなっています。
ということはメシの食えるところに人は動き、
お金も儲けやすいところに動くようになったということです。
そして、どちらがチャンスが多いかを、
比べるまでもなく
外へ出た方がチャンスが多いことは
出稼ぎに行く人がふえたのを見ればわかります。

私は日本国中、講演をしてまわって、
行った先々でその土地の羽振りのいい人たちに
たくさんあっていますが、
大抵はその土地の人ではありません。
自分の生まれ故郷で成功できる人は少いのです。
どうしてかというと、
「知りすぎたのね」と流行歌にもうたわれているように、
故郷のことについては隅々まで知り尽くしているからです。
そのために無意識のうちに固定観念ができてしまって
自由濶達な発想ができなくなってしまうのです。

ですから次の時代を生きる人は
自分の生まれ故郷にこだわらないことが第一です。
親のあとをついで
親の地盤で選挙に出る二代目の政治家は別です。
最近はそういう人が
中央の大切なポジションを占めるようになっています。
それを見ても日本の国が
グローバルな時代の動きから
取り残されていることがわかります。
次の世界で羽搏く人は故郷をあとにして、
どこで生きるかは、
ご自分で選択して下さい。
日本に生まれたから日本で働かなきゃならない
という掟てはどこにもないのです。






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■邱 永漢 (きゅう・えいかん)
1924年台湾・台南市生まれ。1945年東京大学経済学部卒業。小説『香港』にて第34回直木賞受賞。以来、作家・経済評論家、経営コンサルタントとして幅広く活動。最期まで年間120回飛行機に乗って、東京・台北・北京・上海・成都を飛び回る超多忙な日々を送った。著書は『食は広州に在り』『中国人の思想構造』(共に中央公論新社)をはじめ、約400冊にのぼる。(詳しくは、Qさんライブラリーへ


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