第53回
大暴落は大漁のチャンスです

株の話をしているうちに、
株価の大暴落にぶつかってしまいましたね。
はじめて大暴落を体験した人は
さぞや胆を冷やしたと思いますが、
株価の大暴落は台風が襲来してきたようなものですから、
驚くことはありません。
看板が頭の上におちてきて大怪我をしないように
気をつけさえすれば、台風は3日もすれば
吹き去ってしまうものなのです。

それと同じように借金をして株を買うとか
腹一杯抱えこんで
身動きができないとか言うことさえなければ、
安値で株を叩き売る必要はないし、
従って大暴落で損をすることはありません。
波風が静まれば、そのうちに株価が戻るし、
大暴落をする直前よりももっと高くなることも
大いにあり得ることだからです。

ちょうど魚をとりに行く時に
台風にぶつかったようなもので、
悪天候の時は船を出さないのが常識です。
しかし、悪天候の時は魚が激流に追われて
こちらに向って突進してくることもありますから、
嵐の中をとび出して行く勇気がある漁師もあります。

前に証券会社の業績がよいことを書きましたが、
その中で対資本利益率が一番高いのが
大阪の一吉証券です。
この3月期の稼ぎが1株当り187.8円で、
30円の配当と発表されています。
かなり業績がいいらしいというニュースだけで
株価が700円台から1500円をつけ、
暴落前は少々弱含みになって1100円台におちていました。

大暴落の時は投げ売りが出るので、恐らく無理だろうが、
物は試しと850円で買いを入れておいたら
何と、注文しておいた株数だけ買えて終値は900円でした。
翌日から毎日値上がりをして同じ週の金曜日には
1119円で引けております。
4日間で269円(31.6%)上がった勘定になります。

大嵐の時は魚があわてふためいてとび込んでくるので、
思わぬ獲物にありつくことがあります。
でも嵐の中を魚取りに出かけるのには勇気が必要だし、
万一逆目に出たら大損しますから、
胆っ玉の小さい人にはおすすめできませんね。
私は平気ですけど・・・・・


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