第213回
日本語教師のまた教師大募集

日本への留学生に対する規制が
大幅に緩和されたために、どこの日本語学校も
外国からの入学申し込みが増加し、
受容しきれない状態になりました。
おかげで日本語の教師も不足気味だそうです。
(リストラで職を失った人にとっては
 グッドニュースじゃありませんか)

しかし、日本語ができる人なら、その日から
教壇に立てるというわけじゃありません。
さきにも述べたように、
教師としての教育を受けなければなりませんが、
教師養成講座をひらくのにも問題があります。
日本語教師も不足していますが、
日本語教師の養成講座の講師をつとめてくれる人は
もっと不足しているのです。
そういう講座の講師をつとめてくれる人はいませんか。

もちろん、全くいないということではありません。
私のところは台湾で日本語学校を18年もやっており、
そこで日本語教師をやった日本人で、
家庭の事情で日本へ帰ってきた人がたくさんいます。
その人たちの中には
現在も日本語の教師を続けている人もいるし、
家庭婦人におさまっている人もおります。
いずれも外地で外国人を教えた経験を持っていますから、
片言の北京語くらいはできます。
そういう人に先生の先生をやってもらえば、
もっと現実にそくした教え方のできる教師が
生まれる可能性があります。

また中国人で日本に在住していて、
日本人に負けないくらい日本語のうまい人もおります。
そういう人が中国からの新しい留学生を
教えるだけでなく、
留学生の扱い方を日本人教師に教えることだって
考えられます。
そもそも日本語学校が成り立つようになったのも、
グローバル化が本格化しはじめたことと
関係がありますから、
中国人が日本語をマスターする役にも立ちますが、
日本人が中国語の勉強をするのにも役に立ちます。
現にうちの台北の永漢日語では
北京語を習っている日本人が250人もいます。
日本語教師になりたい人も、
その教師をつとめたい人も
ぜひ言葉をかけて下さい。

注:上記に関するお問い合わせは
  直接邱永漢事務所までお願いします。
  住所:東京都渋谷区渋谷1−6−10
   TEL:03−3400−9393
   FAX:03−3407−4462


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