第248回
100円の目覚まし・100円のメガネ

いまハヤリの100円ショップに行くと、
こんなものが100円で買えるのかと
驚くものがたくさんあります。

どこかのパーティーでもらった記念品をあけて見たら、
メイド・イン・チャイナの目覚まし時計が出てきました。
デザインはちょっと野暮ったかったけれど、
時間は正確だったから使うのに支障はありませんでした。
或る時、100円ショップに行って
何気なく棚の上を見たら、同じ物が並んでいるんですね。

まさか100円とは思っていなかったので、
びっくりしましたが、
100円の腕時計もあれば、柱時計もおいてありました。
私のふだん使っている老眼鏡は
3万円で買ったのも、5万円で買ったのもありますが、
100円ショップに行きますと、
100円で色んな度数のものを売っています。
近視から遠視まで色々の度数のものがありますが、
さすがに複雑な乱視に合わせたものまではありません。
ですから私のように長時間にわたって原稿を書いたり、
読書をする人には不都合ですが、
眼鏡を忘れた時に新聞を見たり、
メニューを見たりするのには間に合います。

車の中に1つ、茶の間に1つ、
事務所の引き出しの中に1つとおいておけば、
まさかの時に役立ちますが、
10個買っても1000円ですむし、
どこかで紛失してもショックはありません。
そのせいでしょうか、1日に6万個売れているそうです。

それにしても、1個3000円以上で売っている眼鏡が
どうして100円で売れるのか、
誰でも目をむいてしまいます。
いまはレンズもフレームもみな機械で自動的につくられ、
材料費はもともとうんと安い物だから、
機械を24時間動かすようにすれば、
ちゃんと引き合うようなコストで
できあがってくるのでしょう。
工業製品は100個つくるのと100万個つくるのとは
コストがまるで違うことがよくわかります。
それにつけても、メガネ屋のメガネって儲けすぎですよね。


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