第514回
北京関連株も視界に入れておいて下さい

オリンピックの北京開催が決定されたことは、
向こう8年、経済優先の国家方針が
方向づけられたことになりますが、
公共投資は北京に集中すると考えてよいでしょう。

この数年、北京では過剰投資の反動で、
オフィスビルもマンションも家賃が低迷していましたが、
先ずオフィスビルが不足気味になり、
マンションも恢復に向いはじめています。
アメリカの景気の伸び悩みもあって、
世界中の資金が中国を目指しているので、
首都である北京に中国の本拠地をつくる動きがあります。
その上にオリンピックの開催に向って
施設やホテルなどをつくることになりますから、
再び建設ラッシュになることが考えられます。

私は北京の将来性に目をつけて
3年前に外人向け高級マンションを建設しましたが、
やっと胸を撫でおろしたところです。
同じ収入向きマンションを買うなら、
日本国内よりは北京や上海をすすめますが、
マンションは月々の収入がある代わりに、
株のように時価ですぐにも換金できないという
難色があります。
不動産の代わりに北京の8年後を睨んだ株の買い方も
当然、あると思います。

私はオリンピックのことも視界に入れて、
香港レッド・チップに上場されている
北京控股(ペキン・エンタープライズ)という株を
友人にも薦め、自分でも買いました。
3、4年前に上場して人気を集め、
香港ドルで60何ドルしていたのが
人気離散して6.5ドルまで下がっていました。
燕京ビールとか、北京マクドナルドとか、
王府井百貨店とか、北京を代表する企業の持株会社です。
北京オリンピックの決着を前に
10ドル50セントまで戻りましたが、
いまは9ドル50セントあたりをうろうろしています。
北京を代表する香港上場株には
北京控股のほかに、北京首都国際機場(飛行場)と
北京北辰実業という建設会社があります。
いずれもいま一服しているところですが、
どの株をどの値段で買うかはご自分で判断して下さい。


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2001年8月6日(月)

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