第537回
中国で成人教育をやりませんか

教育産業はこれからの中国の大産業の一つです。
政治的な理由もあって、他の業種よりも遅れており、
また外国人の参入が制限されています。
しかし、いつまでもこのままということは
ないだろうと見ています。

アメリカン・スクールをはじめ、
ドイツ人の私学もできてきました。
そういう学校の学費はおそろしく高いのですが、
お金に余裕のある中国人の子弟が
ドンドン押しかけるのですぐ満杯になってしまいます。
WTO加盟と共に、産業界だけでなく、
教育とか媒体の分野でも
少しずつ規制がゆるむでしょうから、
外国人の割り込む余地が拡がることが考えられます。

私がいまとりあげたいと思っているのは、
政府がやっている教育と
競合関係にある学校のことではありません。
学校で教えない成人教育の分野を
どうするかということです。
私が現在、既に北京や上海でスタートさせた日本語学校も
成人教育の一つですが、
さまざまの成人教育が
社会的に要請されているにも拘わらず、
中国ではまだ教育事業の形になっていません。
どこの国でも政府の主催する教育は
読み書きからはじまって、
ごく基礎的な範囲にとどまっていて、
実社会に出てからはあまり役に立ちません。

社会に出てから、改めて自分が何も知らないことに気づき、
実際に役に立つ勉強をしたいという若者は
中国にもたくさんおります。
そういう人を相手の学校をやりたいと考えている
日本の各種学校の経営者は
結構いるのではないでしょうか。
私はそういう目的に使えるスペースを
上海浦東の会融センターのど真ん中に
1階分700坪、3階分で2000坪あまり用意しています。
もともと創業大学という構想をあたためてきましたが、
一日延ばしにしているうちに、
そろそろ機が熟してきたかなと思っているところです。
いいアイデアをお持ちでしたら、声をかけて下さい。
実現に至るまでまだかなりの準備が必要ですが。


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2001年8月29日(水)

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