第863回
漢方で食道癌がなおったのを見ました

日本人は西洋医学を受け入れるようになると、
漢方を捨てて顧みなくなってしまいました。
その証拠に西洋医学の先生に漢方の話をすると、
10中9人までがあまりいい顔をしません。

それに対して中国にはいまも漢方の大学がありますが、
漢方の権威の先生とお話をしていて、
「胃ガンはどうしてなおすのがいいか」
「糖尿をなおすのにインシュリンをどう考えますか」
ときくと、
「西洋医学は局所療法としてすぐれているし、
 漢方は体質の改善に役に立ちますから、
 両方併用する方がいいですね」
という答えが必ずかえってきます。
日本人の方が
シロクロをつけないと気がすまないのに対して、
中国人は他の文明の長所を受け入れるだけの
懐の深さがありますね。

私の友人で週刊ポストを100万人の雑誌にまで伸ばした
関根進さんという人がいます。
約10年間、編集長をしていましたが、
私とは馬が合ったので、ご本人の在任中、
私は何回も連載を書かせてもらったことがあります。
そのご本人が小学館を退職して家にひっこんでから、
身体の調子が悪くなり、
医者から食道癌だと宣告を受けてしまいました。

医者は手術をすすめましたが、
癌の治療を受けてもどうにもならないことは
いまの西洋医学の常識です。
ご本人はかたくなに手術を拒否し、
インターネットで死物狂いになって情報を集めました。
そうしたら、長春から車で5時間くらい山奥に入った
通化という町に王振国という漢方医がいて、
この人の漢方薬で癌がなおった患者が沢山いるという
ニュースをキャッチしたんです。
藁をもつかむ思いで
その先生の漢方薬をとりよせて飲んだら、
3週間くらいで食道が通るようになり、
2カ月あまりで食道にあったできものが
消えてしまったのです。

私の見ている前で起ったことですから
私が嘘だろうと言うわけには行きません。
同じことで悩んでいる人も多いだろうと思って、
「もしもしQさん」を
関根さんのインターネットにつないだこともあります。


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2002年7月21日(日)

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