第940回
本読みは本屋に行って本を買います

テレビが普及しても新聞を読む人があとを絶たないように、
テレビやインターネットが
若者たちの主なニュース・ソースになっても、
雑誌や単行本を読む人が
全くなくなってしまうわけではありません。
現に私の単行本を読んでから
「もしもしQさん、Qさんよ」があることを知り、
私のホーム・ページに親しんでくれている人もあれば、
「もしもしQさん、Qさんよ」で私の名前を覚え、
単行本を読んでくれるようになった人もおります。
自分でホーム・ページを持って見て、
インターネットと雑誌、単行本との互換性を
改めて再認識したというのが本当のところです。

ですからいまでも私は雑誌も読めば、単行本も読んでいます。
とりわけ単行本は書き下ろしではなく、
連載物を一冊に集めたものであっても、
一つのテーマに集中して著書の言いたいことを言っていますから、
インターネットや雑誌では
味わうことのできない醍醐味があります。
でもこれだけたくさん出版されると、
時間の無駄になることも多いですから、
先ず読むに値いするかどうかを見分ける必要があります。

では読むに値いする本かどうかは
どうやって見分けたらいいでしょうか。
一つは本屋に行って
店先で興味をそそられるタイトルの本にぶつかったら、
先ず前書か後書か、でなければ、目次をめくって見ることです。
いずれも短時間ですむことですから、
面白そうだったら、大枚をはたくことになります。
新聞広告を見ただけで
インターネットですぐに本を注文する人は本読みでないか、
読まない本でも平気でお金を払う人のどちらかです。
私のように、本屋にいる時間が惜しいと思う人でも、
本を買うかどうか決める前に
必らず前書か後書か、でなければ目次をパラパラめくります。

当然のことながらインターネットで本が買えるようになったら
本屋がなくなると言う見方には賛成できません。
アマゾンのような本屋が
駅前の本屋にとって代わることはないと硬く信じています。
本読みは本読みの本を買う心理がわかっていますから。


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2002年10月6日(日)

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