第1146回
セブ島ではうちのグループも被害者でした

「噂の眞相」の噂によると、
私は投資仲間をセブ島に連れて行って
コーラル・ホテルのホテルとゴルフ会員権を売りつけ、
被害者連盟に近く訴えられることになっているそうです。

私が投資仲間を連れて
コーラル・ホテルに泊ったことは事実ですが、
ホテルのオーナーである秋本賢一が
ゴルフ場をつくるために
ホテルを一室ずつにわけて私たちに売りました。
私はレジャー施設を持つことには
気がすすまないので買いませんでしたが、
うちの会社の者が3人、1室ずつ買って引っかかっています。
邱グループも同じように被害者なのです。

秋本賢一はその時、集めたお金で
隣接地をゴルフ場がつくれるだけ購入し、
ゴルフ場の建設にかかったのですが、
フィリピンの経済事情があの通りですから、
行き詰ってしまったのでしょう。
ホテルに泊った時の私の写真と名前を
パンフレットに載せたので、
一緒になってお金をごま化した、あいつなら
お金がとれるんじゃないかと騒いでいる人もあるようです。
でも開発にも参加し、
知り合いにも勧誘した当事者だった人が、
立場上、被害者の会をつくることになりましたと
事前説明に見えたくらいですから、
実情を知っている人は
私が迷惑を蒙っていることはよく知っています。
秋本本人は行方不明になっていますし、
うまく探がし出したところで、
お金をかくし持っているわけではありませんから、
うちの連中はとっくにあきらめて
ほかの仕事に精を出しています。

秋本賢一もかつては私の信奉者の一人で、
私がレジャー時代に入ったら
日本人の行く先は海外に移ると教えたら、
レジャーホテルをやるならフィリピンがいいと考えて
セブ島を選んだのです。
こんな時代ですから時に利あらずして倒産したり
夜逃げしたりした例には事欠きませんが、
そういう人の道連れにされることは住々にしてあることです。
とりわけ海外投資にはそうした危険が伴いますから、
お金を出す時は予め覚悟を決める必要があります。
私はいつも全部がパアになっても仕方ないと思っていますが、
それだけの肝っ玉のない人は
「君子危きに近づかず」ですね。


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2003年4月30日(水)

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