第1245回
礼儀作法を教えてくれる人いませんか

いま私が戸惑っていることがあります。
それは礼儀作法を知らない若者たちが
あまりにも多すぎることです。

私はこのホーム・ページをとおして、
若い人たちの就職の世話をしています。
世の中が大きな転換期にさしかかっている時でもあり、
このままのんべんだらりと
毎日を送っていていいものだろうかと
心の焦っている人たちがたくさんいます。
そういう人たちから相談を受けて、
脈のありそうな人には
こういうやり方をしたらどうですか、
場合によっては就職の世話をしたり、
自分の関係会社で採用してあげたりしています。

その世話を私はすべてボランタリアでやっています。
私が実際に口をきいて本人の役に立っているのは、
全体から見たらホンの僅かにすぎませんが、
申し込みの履歴書や身上書を送ってくる段階で
早くも失格になってしまう人がたくさんいます。
私のように日本でも最高の講演料をもらっている人が
タダで書類に目を通し、
しかも1回の講演時間に負けないだけの時間を使って
相談に乗るのですから、
短い時間に自分が考えていることが
私に理解してもらえる工夫をしそうなものですが、
履歴書を見ると、通り一ぺんの学歴と
職歴が書いてあるだけで、
何を私に頼みたいのか全くふれていないのが
1通や2通だけではありません。

かと思えば、自分が私に頼みたいことと
全く関係ないことを
便箋に20枚も30枚も書きつづって
送りこんで来る人もあります。
私がとてもヒマな人で、
時間をもてあましていると思っているのでしょうか。
なかには自分の知人で54才になった人が
いま失業をしているから、
仕事を世話してやってくれませんか。
その人の電話番号はこれこれですと
私にEメールを堂々と送ってきた人もあります。
自分のことならまだしも、
私と何の関係もない人の就職まで
私が自発的に電話をかけてやってくれるものだと
思い込んでいるのでしょうか。
驚くよりあきれかえってしまう人が
どうしてこんなにたくさんいるのでしょうか。


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2003年8月7日(木)

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