第1347回
年30%以上の伸びと3%以上の利廻り

成長株とはソニーとホンダのことだけではありません。
ソニーとホンダは
日本で上場されている何千という株の中で2社だけです。
恐らく株をやっている人の中で
この2社の株券を見たことのない人の方が
ずっと多いでしょう。
何もソニーやホンダを買わなくとも、
成長株でお金を儲けるチャンスはたくさんあるのです。

いま私が成長株と考えているのは、
毎年平均して30%ほど
営業額も利益も伸びる見込みのある企業のことです。
或る年、50%伸びても、
次の年は赤字になったりする会社は
成長株の中に入りません。
反対に何らかの理由で成長率がおちたり、
そのために無配になったりした過去があっても、
体制が整ったら続けて30%以上の伸びが期待でき、
且つ業績のよかった時分に
ちゃんと見るべき配当をやった実績の或る企業は
成長株の仲間に入れてもさしつかえないと思います。

そういう資格を備えた中国株は、
私たちがいま購入することのできるB株、
H株、レッドチップの中にも
20銘柄以上あります。
年に30%ずつ営業額も利益も伸びているということは
3年たつと倍になるという勘定ですから、
もしその間に増資や株配がなかったとしても
配当にまわせる利益は倍になっています。
そういう株の株価が3年間に比べて倍になったとしても
何ら異とするに足りないでしょう。

私の調べたところによると、
そういう条件にかなった銘柄は
上海B株よりも深B株と香港H株、
レッドチップ株の中に多く見られます。
上海B株の値上がりが立ち遅れ、
あとの3つが値上がりの先陣を切っているのは
決して偶然ではありません。
ついでに申せば、
時価で買っても3%以上の利回りが期待できる株も
ほぼ同数あります。
というよりも同じ株がこの2つの条件を
かね備えているということです。
3%以上の利廻りであれば、
定期預金よりはずっと有利ですから、
値上がりが少々遅れても
投資物件としての条件は備わっていることになります。


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