第1389回
来年はことしの続きが加速されます

一体、新年はどうなるのでしょうか。
アメリカの景気は恢復基調だと新聞は報じていますが、
私はあまり信用していません。
假りに少し調子がよくなったとしても、
失業率も改善されていないし、
生活を安くあげようとする傾向に変化はありませんので、
安い日用品をつくる中国からの輸入は
ふえることはあっても
減ることはないでしょう。
すると、中国とアメリカの貿易摩擦は
一そう激化しますから、
人民元の切り上げ要求は
更に激化することが考えられます。

もし中国の輸出が減らない上に、
中国の国内消費も加熱化すると、
中国は素材の不足が深刻化しますから、
日本の素材産業は
予想をこえる中国からの受注によって
潤うことになります。
鉄材とか、石油化学製品とか、
本来なら斜陽化すべき業種に
薄陽が射し続けるのは
中国の高度成長のおかげです。
日本の機械産業や
設備産業の受注がふえているのも
国内で設備投資がふえているからではなくて、
中国に工場をつくる日本企業の発注によるものが大半です。
そういった意味では日本の景気は一時的にせよ、
いい方向に向うと思われますが、
アメリカの貿易赤字の増大によって
円高基調になることは避けられないでしょう。
そうなると、世界的に石油の値段が上がったり、
海上輸送の運賃が値上がりしますから、
日本の輸出産業が圧迫を受けたり、
国内消費が低迷することは避けられないでしょう。
一進一退と一喜一憂で
株価の位置は変わることが考えられますが、
デフレ基調に大きな変化が起りそうな予兆は見当りません。

すると、ことしの続きが来年にもそのまま受け継がれて、
中国では通貨の過剰流動性が一段と増幅し、
日本では円高がもう少し進むことが考えられます。
日本のお金はますます海外に流れます。
外貨預金がふえ、
日本人による中国株投資が盛んになるので、
中国経済に対する関心は一そう強くなるでしょう。
来年はことしより中国に旅行に行く日本人が
もっとふえるようになります。


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