第1576回
北京でサービス業に従事したい人おりませんか

ソムリエはワインの鑑定をするのと
ワインのサービスをするのが職業ですから、
どちらもお客相手の商売です。
ソムリエを目指すほどの人なら
サービス業は嫌いだという人は
先ずいないでしょう。
だからと言って、ソムリエを志す人は
誰もがレストランの経営に興味を持っているとは
限らないでしょうが、
料理人をやる人よりは
関心の度合いは高いのではないでしょうか。

料理人の中にも経営の才能があって、
オーナー・シェフとして
レストランの経営に成功している人がいます。
しかし、そういう場合でも
経営を助けてくれる腕ききのマネージャを必要とします。
料理人とマネージャの組合わせがよいと
成功する可能性が一段と高くなりますが、
経営の才能ということになったら
マネージャの方に軍配が上がるかも知れません。
しかし、そういう組合わせで成功する確率は
日本のレストラン業界でも
そうたくさんはないのではないでしょうか。

さて、ここまで書いたのは
北京のイタリア料理屋か、
コーヒーハウスか、
場合によっては中華料理屋で
マネージャをやりたい人はいませんかと
呼びかけるためです。
サービス業のマネージャは
その土地の人相手の商売ですから、
土地の言葉を話すその土地の人を使うのが原則です。
でもフランスでフランス料理屋をひらく
日本人のシェフもおれば、
日本人のマネージャやソムリエもおります。
言葉を覚えたり、
土地の習慣に馴染むまでが大へんですが、
現に私の北京のアパートでは
スイスの人もイスラエルの人も働いています。
それに比べると料理屋のマネージャやフロントは
もっと専門的知識が必要ですが、
そこの土地の人でなければならない
というきまりはございません。
日本人は中国人よりサービス精神があるし、
サービス業に向いています。
その長所を生かせば、
日本人の方がうまくやれる可能性は高いのです。
外国でサービス業に従事したい人はおりませんか。
ソムリエ出身なら
その専門知識を活かすチャンスがあります。


←前回記事へ 2004年7月3日(土) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ