第1670回
北京と上海で就職のお世話をします

折角、一大決心をして、
中国までやってきて、
片言ながら中国語も通ずるようになり、
また中国人の気質にも漸くなれてきたのだから、
このまままた日本に帰ってしまったのでは、
初志を貫けなくて残念だと思う中国留学生は
たくさんいるのではないでしょうか。

個人によって能力も違うし、
考え方も違うし、
目指すことも違うので、
皆、一緒くたにして扱うわけには行きませんが、
少くとも思ったことの第一歩を踏み出した点で、
ただ漫然と大学を出て
日本で会社勤めをやっている同年代の青年たちよりは
パイオニア精神があり、
実行力があることは確かです。

いままでにもそういう青年から手紙をもらったり、
履歴書を送ってもらって、就職の世話をしたり、
自分の会社で働いてもらうようになったことが
再三ならずあります。
組織的にやっていないので、
私にできることは知れています。
その代わり目の届く範囲内ですから
本人に満足してもらっているかどうかは別として
独り立ちをしようと思えば
できる一歩手前のところで仕事をやっています。
もう一つ、年が若くて未経験な人に
思い切って重要なポジションを
受け持ってもらいますので、
報酬はともかくとしてやり甲斐はあります。

いま私は二つの計画を持っています。
一つは近く組織的な人材斡旋システムを
北京と上海につくって
人材を必要としている企業へ世話をすることです。
そういう許可を上海、政府から既にもらっています。
もう一つはそうした青年たちが働ける職場を
私自身ができるだけたくさんつくることです。
具体的に機能するまでに
まだ少し時間がかかりますが、
既に大陸で勉強していて、
仕事を探がしている方は、
邱永漢アジア交流センター宛に
履歴書(必らず写真を貼って)と
自分が何を考え、何をやりたいかを書いた
身上書を送って下さい。
すべての人を満足させることはできませんが、
とりあえず心当りのあるところから
手がけて行きたいと思っています。


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