第1847回
アンコール・ワットは半日稼動

誕生日の小宴のために東京へ戻るまで
私は40何日も東京を離れておりました。
アンコール・ワットに行くために、
台北へ向って出発したのが2月17日、
台北からプノンペンまで長栄航空が飛んでいて
スケジュールが組みやすかったのです。

シェムリアップに行く前に
プノンペンに2泊、
あちこち見歩くほかに
日本人商工会で
産業界の近況を説明していただきました。
いまや世界中どこにも日本の企業が進出しており
投資のやり方も様々ですが、
プノンペンでの日本企業は
ODAの協力資金をこなす仕事が大半で、
工場をひらくような生産事業は
ほとんどありません。
縫製業のような原始的な加工業も
ベトナム、ミャンマーに比べて見劣りがします。
遊んでいる人が結構いても、
隣接諸国の平均的賃金
30ドルに比べて45ドルと高く、
縫製業の大手が
素通りしてしまうからではないかと思います。

信じられないような悲惨な内戦で
傷めつけられたことももちろん、ありますが、
この国の上層部が経済に精通しておらず、
従って経済の開発に力を入れておらず、
そういう専門家を閣僚に迎えていないことと
関係があると思いました。
今後、東南アジアの経済成長が進行する過程で、
うしろからついて行く位置にいるだろうな
という印象を受けました。

アンコール・ワットは
さすがに天下の名遺跡で、
私たちが行った時も
観光客で溢れていましたが、
午前中はさっぱりで、
午後になってからはじまることを
現地に行ってみてはじめて知りました。
というのもアンコール・ワットの寺院は
西向きに建てられていて、
午前中、太陽がそのうしろから昇るために
寺院の影しか見えないからです。
どこの観光地も朝から仕事になるのに、
ここはお寺まで半日しか稼動しないのです。
大体、私は仏様が横になっているところは
経済開発は無理だなという感じを受けていますが、
ここもその縄張りに入るようです。


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