第1948回
人口1千万の一等地でお店をやりたい人は

日本のレストラン業界も
お客の奪い合いで、
これからもう一工夫も二工夫も
しなければならないところにおかれています。
でもどんなに社会に大きな変化が起っても、
三度のメシという食習慣は
変わらないと思われますので、
日本の国に1億人以上の人が住んでいる限り、
食品業、飲食業は
メシのタネには困らない業界と言ってよいでしょう。
実はその分だけ競争も集中するので、
片時も油断のできない業界であることも確かです。

それに比べると、
中国のレストラン業界は
まだみんなのふところ具合が
よくなったばかりですから、
まだまだこれからだというレベルにあります。
ならば組やすしと思ったら大間違いで、
中国人は商業の民ですから、
競争にはたけていて、
いいとなったら恥も外聞もなく
その日からでもすぐに寸分違わない同じ店を
すぐ隣りにつくって、
競争をしかけてきますから、
こちらが創業者利得をとるいとまも
あたえてくれません。

8年前に私が開発した
成都のショッピング・センターに
イトーヨーカ堂が
中国の1号店をオープンしました。
その5階のフード・センターに
ハナマサの焼肉店を
「48元食い放題」でひらいたところ、
食い放題が珍しかったこともあって、
押すな押すなの大盛況になりました。
これならうまいぞと思ったのも束の間、
行列をしている光景を見て、
土地の人たちが周辺に
何軒も似たようなお店をつくって
「38元食い放題」で包囲してしまいました。

おかげでお客をすっかりとられてしまい、
やむを得ずこちらも38元に値下げをしたら、
やっとお客が戻ってきましたが、
儲けは差額の10元ありましたから、
予想と全く違った結果になってしまいました。
水商売は創意工夫のある人が
毎日毎日、工夫をして
新しい展開をしないと
持続のできないものですから、
遂に最近、満身赤字で店じまいをしてしまいました。
誰かこの店のあとを使って
新しいブームに挑戦する勇気のある人はいませんか。
人口1000万の選び抜かれた一等地です。


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