第1961回
株は投資家と投機師が同乗する船です

事業にも実業と虚業があるように、
お金の動かし方にも投資と投機があります。
バクチに属する催物は
すべて人々の射倖心に訴える興行で、
当れば思わぬお金が
ころがりこんでくるかも知れませんが、
大抵の人は損をする仕組みになっています。
それでも懲りずにお金を投ずる人があるのは
「もしかして」という期待が
多くの人たちの心の中にあるからです。

私は宝籤は只の一回も買ったことがありません。
パチンコも、50何年前に
はじめて香港から東京へ出て来た時は
ちょっと時間があったので、
100円で玉を買って試して見たら、
ピース3箱になって帰ってきました。
調子に乗って次に200円出したら、
全部とられてしまいました。
やっぱりあれは
パチンコをやる人が儲かるのではなくて、
パチンコ屋が一番儲かるんだということがわかって、
以来、二度とパチンコをやったことはありません。
パチンコ屋をひらいて財産をつくった人の
投資の相談にのったことは何回もありますが・・・。

では株は投資ですか、それとも投機ですか。
私はそのどちらの可能性も備えた
マネー・ゲームの一種だと思っています。
もともとはヨーロッパからアジアへ、
交易船を出した頃、
無事一航海終わって帰ってくると
何十倍もお金が儲かりました。
しかし、途中で海賊にあったり、
暴風雨にあって沈没してしまったら、
元も子もなくなってしまいます。
そこで1人で
1隻分の船が出せる資力のある人でも、
3人で3隻の船を
3分の1ずつ共有することによって
危険分散をしました。
これが株式組織のはじまりだと考えれば
わかりやすいと思います。

東印度まで船を出したのは
オランダの商人たちですから、
投機を投資に変えたご本尊も
ダッチ・アカウントで有名な
オランダ商人たちだと思えば
当らずといえども遠からずです。
資本主義の初期の時代に、
投機を投資に変えるためにできたのが株式会社です。
もともとどちらの性格も兼ね備えていますから、
どちらの人が参加することもできるのです。


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