第1971回
私も1ドル株には興味を持っています

もし金融引締めの目標になった
鉄鋼や石炭やセメントや
電力や不動産が引締めにも拘らず、
さして減益にならず、
昨年をこえるような好業績をあげるようなら、
産業界の恢復は早いと見ることができます。
いまの時期は2005年前期の業績が続々と
発表されますので、
同じ業種でもあまり影響を受けなかった企業と
かなり受けた企業の差がはっきり出てきます。
もしほとんど影響を受けなかったとしたら、
ことし0.5元の配当をした株は
来年も同じ配当ができる立場に
おかれることになります。
業績悪化を見越して
株価はかなり下げているのですから、
そこが買場になることが考えられます。

また減益になった
セメントや鉄鋼や電力でも、
公共投資やマイホーム・ブームや
マイカー・ブームが復調を示すようになれば、
下押しした株の中から
次のブームに乗る
新しいチャンピオンが現われます。
一番やられているのは
セメントと自動車関連でしょう。
これだけ公共投資がうしろに控えているのですから、
セメントの需要が恢復しないわけがないし、
マイホーム・ブームとマイカー・ブームが
勢いを取り戻したら
鉄鋼でもガラスでも、また叩きに叩かれて
安値を更新してきた自動車株でも
持ち直さないわけがありません。
1ドルまで下げた株の中には
こうした業種の銘柄が
玉石混淆の形でまじっているのですから、
宝探がしのチャンスがないわけがありません。

しかし、何度も言っているように、
どれが玉でどれが石であるかを見分けるには
見る目が必要です。
運不運も強く働きます。
でもそんなに難しいということでもありません。
中国ではこれから自力で
13億の国内消費市場が
着実にくりひろげられると私は見ていますが、
そうした消費市場で
お金の通る道を正確に言い当てることができれば
そんなにピントはずれなことにはならない筈です。
現に私でも、
間違ったら恥かしいので口外しませんが、
1ドル前後で少しずつ買い集めている株が
いま3つあります。


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