第1995回
新しい“街の写眞屋”になる人いませんか

もう一つは
結婚式の記念写眞をとるスタジオを
誰が受け持ってくれるかということです。
私と知り合いのカメラマンはたくさんいますが、
いずれも新聞や雑誌の
写眞のページを受け持つ人ばかりです。
当然、そういうカメラマンの仕事とは
違う仕事だということを
私も承知しています。

でも私は型にはまった結婚写眞をとるプロよりも、
少しハメをはずした新しい結婚写眞のとれる
ニュー・ウエイブのカメラマンはいないものかと
ひそかに思っています。
北京は日本のカメラマンにとって新しい舞台です。
少々ハメをはずしてもゆるされます。
むしろそれが新鮮なものとして
受け入れられる可能性があります。

三全公寓のクラブには
天井が2階分高い部屋が2つあります。
その中の一室を使えば、
何十人の家族を集めた写眞をとることもできます。
自分で経営するだけの資力と能力のない人でも、
私を動かすだけの情熱と技術があれば、
私がスポンサーになってあげる可能性が
絶無というわけではありません。
でもサラリーマン的発想でやっていると、
うだつのあがらない一生を送ることになりますので、
自分がオーナになれる組み方がいいし、
写眞屋をやりながら工夫をして、
中国人の生活や中国の風物を
カメラにおさめることができて、
有名カメラマンへの道をひらくのも
一つの方法です。

ホテルや玉姫殿のカメラマンでは
そうした大それた野心は持てませんが、
私はカメラマンを職人としてよりも、
芸術家として遇する道を心得ているので、
中国を舞台として選ぶ
野心を持った若い人にとっては
いいチャンスになるかも知れません。
但し、そういう人でも
カメラマンとしての腕が一番大切ですが、
環境に馴染めることと中国語を覚えることは
絶対に必要になります。
また結婚会館で仕事をする以上、
街の写眞屋としての愛想のよさも
身につける必要があります。


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