第2007回
山西省と寧夏自治区はこんな所です

話の途中になりますが、
さきにもお知らせしましたように、
10月7日(金)から15日(土)まで
8泊9日の予定で、
北京→大同→太原→銀川→上海というコースの
投資考察団の旅行に出かけます。
普通の観光コースからははずれますが、
私が行ったことがなく、
どうしても行きたいコースなので、
特別に旅行社に頼んで組んでもらいました。

大同の石佛から山西省の省都太原までは
黄河の東に位置する南北に長い地域で、
北は内蒙古に接し、万里の長城があって、
古来、北方民族との政争の
絶えなかったところでした。
春秋の時代からはじまって、
晋の国だったのが韓、魏、趙の国に分かれ、
有名な雲崗の石佛は
北魏が大同を首都とした時代に
つくられたものです。
いまの中国では
温州商人が注目を浴びていますが、
かつては山西商人が活躍した時代があり、
中国で最初の為替の店が
取引をした古跡も残っています。

また銀川市を首都とする
寧夏回族自治区は、
北は内モンゴルに接し、南は甘粛省に挟まれた
タテに長い地域で、
人口の32%が回族によって占められています。
宋の時代から回鶻(かいこつ)と呼ばれた人々が
住むようになったと記録に残っていますが、
元朝になってモンゴル族が
西征をするに及んで
中央アジアに住むペルシャ人、アラビア人が
陸続として中国に移住してきたのです。
それらの人々が入り交って
今日の回族になったのでしょうが、
イスラム教という共通の信仰を持っていると同時に、
言語風習は漢民族の中に融け込んでいます。

銀川市は老城と呼ばれる
唐代からの古い町のほかに新城区、
それから自治区になってから開発された
新市区によって成り立っています。
最近は工業化もかなり進んで
山崎マザックのオートメ・マシンの工場も
あるくらいですから、
私たちの想像をこえる
新しい情景にぶっつかるかも知れません。
好奇心の強い人にとっては
新しい知識を仕入れる
良い機会になると思いますので、
時間をつくれる方は
ぜひご参加になって下さい


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