第2095回
ジーパンにもスキマがあります

さて、これで何がわかったかというと、
私と私のまわりで働いている若者たちの間に
スキマがあると言うことです。
とりあえず着る物についても、
私がいままで着なれてきた物を着続けるのではなくて、
フレッシュな変化が欲しいし、
そのために少しばかりお金を使っても
いいと思っているのです。

たとえばデニムのジーパンです。
もともとはフランスのニームというところで織られた
丈夫でどこに坐っても
そう簡単に破れない生地で仕立てたパンツで、
カウボーイたちが常用したのが
はじまりだと言われています。
それが質素な生活をする若者たちの間で
ハヤるようになり、
若者たちの誰もが穿くようになったので
とうとう青春のシンボルになってしまいました。
私のように青春を戦時下で迎え、
ゲートルと三八銃で育った人間にとっては、
一度は穿いてみたい
失われた青春のモニュメントの一つです。
その反面、もうそういう齢でないという気持が先に立ち、
もはや自分たちとは縁のないものだと
あきらめかけていました。

ところが、ジーパンの流行は
若い男女の間だけにとどまらず、
遂に年配の間にまで浸透するようになりました。
若者が穿いているうちに年をとれば
そのまま年配者も穿くことになるし、
いままでジーパンと縁のなかった連中が
ジーパンを穿くようになっても
愛用者はふえます。
現に「おじんのおしゃれの雑誌」を見ても、
カジュアルなジャケットだけでなく、
トラディショナルなジャケットでも
下にジーパンを穿くのは
不自然なことではなくなっています。
とすれば、年配者が穿いても
拒否反応を示さないですむジーパンがあっても
おかしくはないのではないでしょうか。

わざわざボロボロにして
3万5千円でなくても、
その半分の値段であっても
とびつく人は多いと思います。
ジーパンだけでなく、
その上に着るシャツやジャケットについても
同じことが言えます。
スキマがあるということは
新しいビジネスが
成り立つ余地があるということですから。
誰か目をつける人はいないものでしょうか。


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