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第2338回
私は「天仙液」の無報酬宣伝員もつとめました

「天仙液」の発明者王振国さんは
長白山脈の山の奥にある通化市の出身ですが、
病院の雑用係から一念発起して漢方の医師になり、
不思議にも癌患者の細胞を正常化する
「天仙液」という漢方の薬を発明して、
広く中国じゅうに知られるようになりました。
癌の特効薬など見向きもしなかった私ですが、
週刊ポストを100万部に載せた威勢のよい名編集長
関根進さんが退職後、突然、食道癌になり、
「これでさんざ苦しんだ末にあの世行きか」
と私も悲報として受けとっていました。
ところが、早くからインターネットに親しんできた関根さんは、
手術をすすめる医者のアドバイスには耳をかさず、
インターネットの隅から隅まで探がしまわった末に、
とうとう中国で手術をせずに漢方薬で癌の治療をして
多くの癌患者さんから感謝されている
王振国という医者の記事を見つけ出しました。
早速航空便で香港から天仙液を手に入れました。
すぐそれを飲んだところ、
1週間で食べ物も受けつけなかった食道が液体を通るようになり、
ほとんど奇跡的に一命をとりとめることができたのです。
いまも元気で世界中をとびまわり、
ハイハイQさんでも毎日、欠かさず執筆いただいています。

目の前でそういう奇跡を見てきたので、
ふだんならそういうことをやらない私ですが、
わざわざ時間をつくって珠海まで赴き、
ご本人の研究所で王振国さんと対談をし、
邱永漢中国四千年シリーズの1巻として
「驚異の漢方『天仙液』」
という単行本も発行しています。
もちろん、効く人もあれば、効かない人もありますから
百発百中というわけには行きませんが、
少しでも役に立てば、というので
私は無料の宣伝員を買って出たのです。

したがって珠海の研究所は私にとって2度目の訪問でしたが、
会議室での説明会が終わって、薬品の陳列室に案内された時、
ふと棚の上に化粧品が並んでいるのが目につきました。
「これ何ですか?」と私がきくと、
「肌をきれいにする化粧水です」
と王振国教授は即座に答えました。


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