中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2626回
きくより見るの考察団にご参加下さい

河南省の省都鄭州市は人口660万ほどの中堅都市で、
黄河の流れと共に歴史の古い町ですから、
他の都市には見られないようなとても立派な博物館があります。
私は3回ほど行ったことがあります。
少林寺に行くのにここで飛行機を下りたのと、
牡丹の都洛陽と北宋の首都として有名な開封に行くためでしたが、
この町を天然ガスのパイプがとおっていることは
あとになって知りました。
鄭州ガスが他の大都市に先立って開発されたのは
そうした地理的条件によるもののようです。

でも鄭州ガスが中国の都市ガスの中で
1番スケールを誇っているわけではありません。
1番成長する会社でもありません。
ただ都市ガスともなると、
安定して成長すると安定した収入をもたらし、
ふえた収入が会社にその20%にあたる利益をもたらします。
中国のガス会社は
「ハイ、ガスの集金にまいりました」
などと手間のかかることはやらず、
携帯電話と同じように
使用枠が盡きると供給がとまるカード制になっていますから
料金の取りっぱぐれがありません。
その代わり
1軒1軒使用先を増やして行くのに時間がかかりますから、
高速道路と同じように業績の上昇にも辛抱強さが要求されます。
そうした息の長い人向きの長期投資対象ですよと私は言ったのです。
にも拘らず
「1買いニヤリ」
の僅差を狙った連中からさんざ悪態をつかれました。
高速道路株だって1ドルから5ドルになるまでに
4、5年はかかっているのにです。

そのことをしっかり頭の中に叩き込むために少し脇道にそれて
鄭州入りをしてから上海に向うことにしたのです。
最近、2回続けて旅先で行ける有望企業には
できるだけ顔を出すように心掛け、
それがまた思わぬ収穫をもたらしてくれたので
すっかり味を占めてしまいました。
今回も上海に出たら、もう1度、
常茂生化を訪問してその後の業績を調べる予定をたてています。
見るときくとは大違いですから、
自分の目で確認したい人はどうぞ投資考察団の仲間に入って下さい。


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2007年5月19日(土)

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