中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第4157回
「彼は昔の彼ならず」、そして私も

持株が値上がりしている時は
昨日の続きの今日みたいな動きですから、
相場がどうなっているか覗かなくても大丈夫です。
でも突然の暴落が起ったり、
昨日に続いて今日も値下がりという毎日が続くと、
もしかしたら新しい変化が起っているのかも知れません。
ですから誰しも頭の中が俄かに忙しくなります。

世の中、いつまでも同じことが続くわけではありません。
今までと違ったことが起れば、自分も考え方を変えて、
新しい変化に対応する必要があります。
原理は同じでも環境に変化が起るのですから、
自分も考え方を修正する必要があります。
リーマン・ショックの起る前も、その後も、
全く同じ考え方で株式市場を見る人なんてどこにもいません。

ところが、私の物の見方を参考にしている人の中には、
私が刻々と考え方を変えて行くことに
批判的な反応をする人が結構います。
「5年前はこう言ったのに今は違ったことを言っている。
おかげでひどい目にあった」と文句を言う人もいます。
もちろん、私だって間違うこともありますし、
それ相応に損もしています。
しかし、私の意見を参考にする人は、
昔の私の意見を参考にするだけでなく、
私が自分の物の考え方や意見をどう変えるかにも注目すべきです。
そこまで神経の行き届かない人は、
私の言うことに耳を傾けないにこしたことはありません。

太宰治の小説にも
「彼は昔の彼ならず」というタイトルがあるでしょう。
昨日の彼と今日の彼は同じ人であっても、
物の見方や考え方は少しずつ違うのです。
ご自分にもそういう自覚がなければ、成長する自分はない筈です。

ここのところ、私はずっと
いままで注目してきた銘柄のおさらいをしてきましたが、
株式市場の空模様にもかなり変化が起っています。
空模様が変わると、私の頭の中も俄かに忙しくなります。
私も生身の人間ですから、自分の頭の中だけでなく
私の頭の中も鉄筋コンクリートだと考えないで下さい。


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2011年7月28日(木)

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