中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第4255回
今回は農業視察のほか麗江、成都、九華山にも行きます

前回の第72回邱永漢中国投資考察団は
この欄でも訪問した7社の企業に就いて
私の受けた印象を述べさせていただきました。
どうしてそういうプログラムを組んだかというと、
向う10年の中国で何が起るかは、事業をやる人にとっても、
また株をやる人にとってとても重要なことで、
もう1つはリーマン・ショックに続く株の大暴落の中で、
全く被害を受けずに大成長する企業の実態を
ご自分で見てもらいたいと思ったからです。
かなりハードなスケジュールでしたが、
最後の香港で皆さんとお別れする時は、
「とても勉強になりました」とくりかえしお礼を言われました。

続く今回の考察団は
次の10年に中国で私が一番関心を持っている
7億人分の食糧不足に対する実際的な対応策を
現場に行って実地に勉強する必要があると思ったからです。
食糧不足など自分と関係ないと考える人があるかも知れませんが、
工業化した日本で人口の半分以上の食糧を
輸入に頼らざるを得なくなったように、
中国でも同じことが起ったら、
7億人分の食糧を提供してくれるところは
地球上、どこにもないのです。

その上、中国では国内における食品の衛生管理について
不信感が沸騰点に近づいている所です。
日本の食品管理は広く中国人に受け入れられているので、
いま日本の有名食品メーカーが進出すれば
輝しい未来が約束されます。
今回の旅行は農地を手にいれることも
食品工場を建てることもできるのですから、
関心のある人は万難を排して是非ごらんになって下さい。

昨日申し上げたように
今回は12月13日から22日までのスケジュールで、
上海〜麗江〜成都〜合肥〜九華山〜北京と動き、
大規模農業と食品加工団地の現場を訪問して、
21日にはいつも香港、上海でやっている
邱友会と合同の勉強会を今回に限り北京でやることになりました。
ご参加になりたい方は大至急、
アジア交流センターにご連絡下さい。
詳しくはそちらで説明させていただきます。


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2011年11月3日(木)

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