元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第32回
乳房温存は? 再発は?
ほんとうに乳ガンの手術は考えものです

いま、世界各国の男女別のガン罹患率を見ると、
男では肺ガン、女では乳ガンが圧倒的に多く、
日本も徐々にですが、その傾向が高まっています。
これは食生活の欧米化と女性ホルモン分泌の関係に
原因がありそうですから、
自らの工夫で「賢い患者学」を実践しているハワイ女性の乳ガンの話を続けます。

乳ガンの再発を防ぐために、前回紹介したハーブの他、お灸にも挑戦。
最後は気功、漢方、Oリングの療法で有名な外科医・横内医院にかかったそうです。
僕はOリングの処方については詳しく知りませんが、
「治療の迷路」をぐんぐんと切り開いていく、強い心の持ち方に感心しました。
「西洋医学では乳ガンと子宮ガンは10年経たないと完治したとは言えない
そうですので、晴れてガンが治ったと宣言できるのはまだ当分先です。
気にしないで、別にガンでもどうってことない!
と思うことにしています。
ガンの原因になる暴飲暴食や、有害物質、紫外線、電磁波、ストレス、
各種ビールスなどから身を守るための努力は必要ですが、
肉体のみにとらわれず、本来の自分、神様、自然と一体となり、
すべてと調和した生活をこころがけ、
自分のことだけでなく、
家族や周りの人すべて世界中の人々の健康と幸せ、
世界平和を願い祈って、ありがとうといった良い言霊と
想念、行為のみの高い境地に自分を置くことを理想としています」
ガンは「ただ死を待つ不吉な病いではない」と気づき、
自分の周りを取り囲む大きな命の流れに感謝したところに、
Iさんの「心の療法」の素直な気持ちが現れています。

さて、心配していた乳ガンのお嫁さんからも明るいメールが来ました。
「いくつか病院にも行きましたが、S病院で手術をうけることにしました。
貴著「ガンは食べて治す」(ぴいぷる社)に載っていた、
玄米食のレシピやビワ茶のおかげでしょうか、お通じがすごく変わりました。
毎朝トイレで「あー、わたしも草食動物になったなあ」と笑ってしまいます。
今日は私たち夫婦の1回目の結婚記念日です。
紹介いただいた自然食料理店のクシガーデンでお祝いします」
食事療法にも気をつけているようで一安心しました。
さらにステージもV期、W期ではなく、リンパ節転移の疑いはありますが、
しこりは2センチ程度。症状は初期のようでした。
また10年生存率はかなり高いとのこと。

但し、なんといっても手術の程度が気がかりでした。
乳房温存に留意してくれる医師にめぐり合えたのだろうか?
むやみとリンパ節郭清や筋肉を削ぐ拡大手術には注意すること、
また日々の食事療法を忘れないこと…
これをメール・アドバイスして命の闘いに声援を送りました。。
読者の皆さんの近くにも乳ガンと闘った方がたくさんおられると思います。
もし、術後のアドバイスがあれば、ぜひ知恵を貸してあげてください。


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2002年9月28日(土)

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