元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第41回
長寿情報社会!60歳過ぎの手術はよく考え直してください

ガンは切れば本当に完治するのか? 
僕はいまだに猜疑心を抱きつづけています。
深い呼吸法で宇宙の息吹きを貰い、
天然自然の滋養を食として得れば、
かならずや山野の草木のように与えられた余命を、
納得しながらまっとうできるのではないか?
最新の科学技術や医療技術の情報の洪水の中で
ふと忘れてしまった自然草木の生成に思いをいたし、
歪んだ心身を元に戻す…
これが健康回復の本道ではないか?
いや、この破滅を走る地球も救う本筋の考え方だろう。
ガンはまさに人生再生の「知恵の贈り物」となりました。

ところで、いま命の恩恵を楽しめるはずの
「長寿社会と情報社会」がガンの深刻さに拍車をかけていることは
皮肉な話です。なぜか?
長寿社会は一人一人に「命の難しさ」を教えました。
情報社会は「医術の未熟さ」を気づかせました。
さらに「臓腑を切ればガンが完治する」という手術至上主義が
幻影だということを患者に知らしめつつあります。
別に、僕は西洋医学を信用しない患者ではありません。
抗菌剤にしてもワクチンにしても、
はたまた遺伝子解析にしても、
人類に貢献した医業はたくさんあります。
しかし東洋医学や代替医療、さらに心の療法も加えた、
人間全体のQOL(命の質)から治療の選択肢を選ばなければ、
ガンのようなミステリアスな病気には克てないと、
長寿情報社会の患者は大抵が
気がついてきたのではないでしょうか?

ガン病棟を見まわしてください。
何としても「明日の命」が欲しい患者たちの大半が
病棟の片隅で、医師に内緒で生薬秘薬の類を飲んでいるのが
現実でしょう。
といって、手術の進歩や病院治療システムの改善を
10年も20年ものんびりと待っている余裕は患者にはありません。
患者は明日の命が欲しいのです。
ですから、長寿情報社会のいまこそ、
ガンについての考え方を患者も医師も改めるべきときが
来ているのです。
いまは世間から見れば常識破りでしょうが、
「死の恐れを乗り越える心の療法が大切だ」
「無謀な手術で命を縮めることはない。ガンに負けない体質を作ろう」
「ガンは余命をどう快適に過すか? これが大切だ」
ことあるごとに、ホリスティックな(全人間的な)療法のすすめを
僕は口を酸っぱくして提案しているわけです。
とくに、日に日に体力が衰えていく、
60歳を過ぎてからの手術はよく考え直してください。


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2002年10月7日(月)

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