元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第44回
100歳のスーパードクターのイメージ呼吸法に学ぼう

いずれまた、詳しく書きますが、
僕が毎日励行している心身の養生法のひとつに呼吸法があります。
正心調息法といって、ヘソ下の丹田に力を入れて、
25回、吸息と吐息を繰り返す簡単なものです。
ただし、このとき、あくまで心を前向きにし、すべてに感謝を込めて、
願いごとが叶ったイメージを想起する。これが特徴なのです。
「ガンが治りますように」というのではなく、
「ガンが治った」「元気が出た」「お金が儲かった」と
完了形で祈るのです。
僕はガン病棟の抗ガン剤の疼痛の中で、
よくこれを唱えて、腹式呼吸を励行しました。

そんな呪いみたいなことでガンが逃げ出すとは思えん!
大抵の健常者が笑いますが、
この呼吸法を編み出したのは、
東大出の内科医で、この呼吸法や食事療法を励行。、
いまなお100歳で元気で過ごしている塩谷信男博士です。
毎週、二回はゴルフを1ラウンド回るというのですから
凄い運気の持ち主です。
94歳のときに自らの年齢のスコアで1ラウンドを廻る
エイジシュートの記録を達成、
とうとうギネスブックに載った人生の達人です。

塩谷さんも幼少から肺疾患を患い、病弱だったようですが、
60過ぎてから、自ら編み出したイメージ調息法を励行し、
とうとう100歳まで元気にしているわけです。
塩谷さんの100歳の祝賀会が東京・中野のサンプラザ・ホールで
開かれましたが、数千人の信奉者がお祝いに押しかけました。
2時間に渡る講演を、舞台の上で立ったまま話をするのですから、
満員の聴衆がやんやの歓声を送ります。

病気は「生還した人から学べ」「成功者のイメージを見習え」と
いいますが、この100歳のスーパードクターは
どんな医学論文も、不老長寿の宗教も叶わない、
まさに「生きる勇気」と「運命を切り開く希望」を
振るい立たせてくれる人生のお手本ということになります。
100歳の祝賀会に参加して会場から出てくる
聴衆者たちの顔がいきいきと輝いている様子が
手に取るように分かります。
よく「運気を貰う」といいいますが、
大きな生命のエネルギーを心身に満たしている人からは、
やはり「元気」というパワーが
放射されていることは間違いありません。
大病に克つか? 負けるか? 
それは、よき人生の師を得て、
自分なりの哲学を掴むかどうか、
そこに掛かっていると思いませんか?


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2002年10月10日(木)

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