元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第48回
乳ガンに克つ!「ガンさんにお礼をいわんとイカンのです」

もちろん、死をしっかりとを見据えて、
日々、自然治癒法を励行し、元気に過ごしている患者はたくさんおられます。
四国松山にお住まいで、760グラムの乳ガンの腫瘍を手術をしたという、
71歳の女性Hさんの暮らしぶりは見事です。
術後4年間、ひたすら食養生に励んで快癒し、
いまは松山ユースホステルを経営するかたわら、
栄養大学で料理を教えたり、週に2回は民生委員で飛び回わる。
また毎週、モダンダンス、水彩、カラオケを趣味に元気に過ごされています。

アショカの会というガン患者の会の小冊子に
その「心の覚悟」がしたためられているので紹介しておきましょう。
「ガンさんにお礼をいわんとイカンのですが、
ガンさんになったお蔭で、世界中の人がいろんな癒しをもたらしてくれて、
情報も教えてくれる、いろんなお話もして下さる、
私を勇気づけようと、いろんなことをいて下さった方がいて、
ちっともガンを怖がらんようになりました。
毎日が楽しんどんです。ガンさんと遊びよんです。
食生活だけは気をつけて、もうガンにはならんようにと思っています」

Hさんも周囲の人から教えられたマクロビオティックの食養生法や
ビワの葉療法を続けて来たようですが、とにかく
自分のライフスタイルに合った養生法に等身大で設計して
いったのが効果があったようです。
味噌は毎年20キロを作り、漬物も梅干しもらっきょも自前、
野菜も根菜類も自作しているから、まさに無添加無農薬
の自然食生活が即健康生活というわけです。
もちろん、風邪をひいたり、寝込むこともないというので、検診に病院にいっても、
廻りの患者さんたちに「元気」を振りまく結果になっているようです。
「病院に行っても私がこんなにウキウキしとるもんで、抗ガン
剤などやめてしまった患者さんもいました。
私が抗ガン剤なんかせんせんいうし、コバルトなんかかけんよというもんで、
皆、真似して退院してしまいましたよ」
「心が病んでくると体も弱ります。
物事は思い込むと悪い方に悪い方に解釈してしまいますから、
よいように解釈すればよいわけです。誰だって皆、死ぬるときは死ぬんです。
300年、500年と生きるものはおらんでしょう。
それを考えたら、生きとる間に
1日だけでも楽しんだらええじゃないかと思います」
このHさんの養生法を手紙で紹介してくれたのは、
アショカの会の仲間のKさんです。
やはり70歳を超えた男性ですが、この人もHさんの強い運気を貰ってか、
悪性のリンパ腫を見事に克服して余命を楽しんでおられます。
松山でお会いしたことがありますが、
二人とも顔艶がよいのには感心しました。
素晴らしい「心の養生」の持ち主ではないでしょうか。


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2002年10月14日(月)

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