元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第63回
60歳以上の男性必読! 前立腺ガンを切らずに治す

切るべきか? 切らざるべきか?
インターネットで治療法を調べ上げて
「前立腺ガン」を切らずに克服した
元新聞記者Hさんの治療の選択はまさに
「患者が主治医」の好例です。
頑強壮健を自負していたHさんが初期の前立腺ガンを宣告され、
僕が病院の治療以外に飲用したSODという健康食品、
天仙液という制ガン漢方薬は効くか?
とメールしてきた話をまえに書きました。
大新聞社の、それも社会部長の経歴の持ち主ですから、
人並み以上の好奇心と取材力を駆使して、
「前立腺ガンを切らずに治す」
その療法を探すために、
日本のみならず、米国のサイトも覗きまくって、
とうとう最新療法をみつけたのです。

まさに「ガンは情報戦」です。
その治療法はプラキテラピーといって、
放射性の針金を患部の前立腺に埋め込む、、
いわばガン直撃のピンポイント療法です。
慢性的な失禁やインポテンツという後遺症を残す、
全摘出手術の欠点をカバーする療法として、
アメリカで開発されたものですが、
日本ではまだ正式に認められていません。

僕も前に、知合いの「健康ナビ」という雑誌の編集長に聞いて、
この療法を受けるためにアメリカの病院に入院した財界人が
結構いるという情報は掴んでいました。
治療も5時間ぐらいで、
次の日にゴルフして2泊3日で帰ってきた社長さんも
いると聞きましたが、
まさか、「ブラキテラピー=小線源療法」で治療する、
日本の病院を探し出し、あっというま間に治療をすませて、
先日、顔もつやつやで
僕の目の前に現れたのにはびっくりしました。
「日本では放射性物質に関する取締規則が厳しくてね。
体内に放射性物質を埋め込んだまま、
他人に接することが禁じられている。
だから、アメリカで行われている
「放射線の永久留置」はできないんだ。
でも「一時留置法」による日本型のブラキテラピーを
開発した病院が2ヶ所あることを突き止めたんだよ」
国立病院東京医療センターなどで
実績を上げているがといいますが、
こちらは「日帰り治療」とはいかないようです。
「いやー、手術は分娩台のようなベッドで下半身麻酔だ。
そして、会陰部から前立腺に19本の針金が刺しこまれ、
その針金の中空にイリジウム192の細い針金が挿入される。
治療時間は約5時間だな。
ちょっとあられもない大股開きにドギマギするが、
これで命が助かれば儲けものと観念したわけさ、ハッハッハ」
と、先輩は豪快に思い出し笑いをするではないですか?


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2002年10月29日(火)

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