元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第80回
これが我が家の玄米菜食パワー料理です

僕が退院後、4年間欠かさず続けてきた、
朝昼晩のマクロビオティック料理メニューを
紹介しておきましょう。
食べる僕も大変ですが、
料理を作る妻はもっと苦労をしておりました。

●朝食 
玄米全粒粉をお湯でといた玄米スープをどんぶり1杯。
玄米全粒粉とは自然食品店で売っているが、
リブレフラワーといって、玄米を特殊高熱倍煎して
栄養分の消化吸収を良くした玄米の微粉末。
このスープに梅干し1個と、玄米ポン煎餅を砕いたものを入れて
どんぶり1杯食べます。流動食としてよいだけでなく、
大腸での浄血作用があるといわれています。

●昼食 
玄米ご飯、味噌汁、おしんこ。副食は根菜類に
こんにゃく、きくらげ、干し椎茸などを入れた野菜煮物。
ときによって、ヒジキの煮物、切り干し大根の煮物か、
納豆、白身魚の蒸し物などを2点ほど添える。
昼食が我が家メインディッシュなわけで、
玄米ご飯を圧力鍋で炊いて、
お惣菜を作るのには2時間ほど掛かります。
味噌汁の出汁(だし)は、化学調味料や鰹出汁は一切駄目。
昆布と干し椎茸で出汁を取ります。
具はカボチャや長芋。ガンには蓮根、長芋、
自然薯、大根、ゴボウ、人参といった根菜類と豆類がよく、
煮物が中心。肉は一切食べません。
動物性蛋白質としては、脂気がなく
酸化しにくい鯛や鱈などの白身魚か、
有性卵を週に1、2度少々食べます。

●夕食 
玄米うどん(時には有機そば)と、
昼食と同じような根菜類の煮物。
玄米うどんとは玄米粉と小麦粉をまぜて製麺したうどんで、
これも自然食品店で売っています。
シコシコと腰が強く、腹持ちもよいので気に入っています。
うどんは「ざるうどん」風にして、海苔をまぶし、
油抜きした油揚げと、オオバ、ネギを薬味に使います。
やはり昆布出汁の汁でいただきます。

「これじゃあ、まるでお坊さんの食事みたいで
スタミナが持たないだろう」と、
大抵の友人たちは訝るのですが、慣れてみると心配無用。
酒やステーキでぶよぶよしていた体が引き締まる。
結構、食物繊維を胃腸に送り込んで、
老廃物を排毒しているわけですから、
快食ばかりか快便になって野太いウンチが出る。
これまでの「肥溜めのように悪臭を放つ放屁」がおさまり、
下痢体質がコロリと変わったのには驚きました。


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2002年11月15日(金)

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