| 第79回続・子宮頚ガンを「食べて治す」
 『末期です、余命半年』と宣告された看護師さんが、マクロビオティック食養生法で
 子宮頚ガンを克服しようと挑戦している
 闘病日記の続きの話をしましょう。
 ところで、子宮ガンには2通りあって、
 入り口の子宮頚部にできる子宮頚ガンと、
 奥の体部にできる子宮体ガンに分けられます。
 頚ガンの発症率は高く、性生活との関連がよく云々されますが、
 食生活も多いに影響し、若い女性に多いガンなのです。
 I期、II期の症状だとほとんどが子宮全摘出、III期、IV期となると
 骨などに転移するため放射線治療となり、
 5年生存率も40%を割ります。
 さて、このマクロ日記からもう少し抜粋しましょう。
 「手術、抗ガン剤、放射線と、フルコースの治療を受け今年2月末に何とか退院しました
 (病院は、危ない患者はとりあえずやる事やったら
 退院させるんです。私も放射線は許容量ぎりぎりまでやったし)。
 それから、5年生存率15%の現実に怯えていました。
 髪もありません。
 今死んだら生涯で1番醜い、せめて髪が伸びるまで待って、
 と思っておりました」
 そうしたとき、マクロビオティック食養生法を知り、
 僕の食箋(さん)指導者でもある、
 山村慎一郎さんのアドバイスを受けたわけです。
 「せっかく助かった、拾った命です。
 好きな食べ物を3つ止めましょう。そのひとつがお砂糖です」
 と山村さんに美食の弊害を指摘され、
 たしかにショックをうけたそうです。
 「がーん! ショックでした。とめられた物は肉、魚、卵、乳製品、砂糖酒。調味料もですよ!
 おまけに果物もコーヒーも! 嘘でしょ?
 でも、マクロを始めて、目に見える変化を聞いて下さい。
 万年便秘で、週1〜2回だった排便も、ほぼ毎日になりました。
 放射線治療後、ずっと続いていたおりもの様分泌物
 (ラルスといって、子宮にグリグリと
 放射線源を入れて照射する治療で、
 粘膜はペランペランになってしまい、分泌の原因です)が、
 なんと2週間もしないうちにとまってしまいました。
 痩せて、Gパンがサイズダウンしました!(略)
 マーカーが下がり出しました! すごいですよね〜
 これはいける!と実感しています」
 もし、ガン病棟で抗ガン剤治験薬やモルヒネに唸っていたら、これだけ元気な闘病記はとても書けないでしょうね。
 「ガンと食事」はもはや見過ごしに出来ない関係なのです。
 さあ、あなたはどう思いますか?
 |