元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第85回
金時ショウガって知っていますか?

冬になると、体全体が冷えますから、
大抵のガン患者が術後、治療後の傷口や患部が
「痛い、痛い」「体が冷える」と訴えます。
ガン友達の倉本四郎さんに教えた、
体の冷えや痛みを押さえる伝統食の飲み物とは
「金時ショウガ末」という粉でした。
前に梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)に
ショウガ汁をいれたものを飲むと体が温まると書きましたが、
この効果を急激に高めるのが「金時ショウガ」なのです。
急に赤ら顔になることを、
昔「金時の火事見舞い」といいましたが、まさにその通り。
この粉末をお湯で溶いて飲むと、
急激に顔も、いや体中がカーッと熱くなるのです。

妻が慢性リュウマチで、
冬になると手が霜焼けのようにはれあがり、
指が曲がって痛がります。
ある日、「マクロビオティック」という月刊誌の記事を
読んでいたら、
金時ショウガが冷え性やリウマチに効果があるらしいと知り、
以来、日々愛飲し、重宝している飲み物です。
慢性関節リュウマチ患者は100万人と言われますが、
薬ではれや痛みを止める対処療法や
手足の運動機能を高めるためのリハビリだけでは治り難く、
とくに女性の悩みの種となっている病気です。
しかし金時ショウガにはジンゲノールと
ガラノラクトンという成分があって、
体の改善効果をあらわすというではないですか?
ショウガは古代から風邪の特効薬として使われていましたが、
熱量を高める効果の強い品種が開発され、
これが黄色みの多い金時ショウガなのです。
とにかく、僕も体が冷えてくるとよく飲んでおります。
結構、味も美味しいものです。

ただし、この粉はピリピリと辛いですから、
小匙半分ぐらいを茶碗のお湯で溶かし、
それにメイプルシロップを少々、甘味をつけると飲み易く、
冷えた体がカーッと温まり、やがて痛みも和らいできます。
粉末タイプは1袋、100gで2500円。
下北沢のオオサワジャパンなどで売っています。
いまでは、
「“金時さん”を飲んでがんばっているよ」
と冷え性の倉本さんからも喜ばれています。
ガンでなくとも、しつこい冷え性やリウマチに悩んでいる方、
1度、試してみてはどうでしょうか?


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2002年11月20日(水)

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