元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第86回
冬は体の内と外から温めましょう

ガン患者のみならず、
人間、歳を重ねると体が冷えたり、
あちこちが痛くなるものです。
どんなに頑強を自慢していた人でも、
50歳を過ぎたら、
ガクンガクンと5歳ごとに体力は落ちていきます。
若いときとは違いますからいきがらずに、
自分なりのスローライフを目指しましょう。
とくに冬は部屋の暖房はより温かく保つこと、
そして、おばあちゃんの知恵ではありませんが、
具合の悪いときは消化がよくて、
体を温める食べものをいただくように心がけましょう。
寝る前に、ビールを飲んだり、ラーメンを食べたり、
果物を食べることは体を冷やすのでやめましょう。

というわけで、もう少し、
マクロビオティック食養生法で奨めている、
冷えや痛みをとる伝統食を紹介しておきましょう。

●玄米粥(げんまいがゆ)
消化がよく、体調を崩したときに効果があります。
材料は4人分として、
玄米1/2カップ、水は玄米の7〜8倍、塩小匙1。
玄米を洗ってザルにあげる。
土鍋に玄米と分量の水を入れ火にかけ、沸騰したら、
とろ火にかけ、2時間くらい炊く。
最後に塩を入れて、火から下ろす。

●味噌おじや
冷えた体が芯から温まります。
4人分として玄米ご飯2〜3杯、ごぼう50g、
油揚げ1枚、長ねぎ1/2本、
だし汁4カップ、味噌150g、ごま少々。
玄米ご飯をだし汁3カップで20分弱火で煮る。
ごぼうをさきがけにし、
鍋にごま油を温め、ごぼうをよく炒めアクを飛ばす。
次にだし汁1カップを入れ、味噌を加えてひと煮立ち。
油揚げは油抜きして短冊に切り、長ねぎを小口切りにする。
これを玄米のおかゆに加えて、
ひと煮立ちさせれば出来あがりです。

こうした伝統食のメニューについてもっと知りたい方は
拙著「ガンは食べて治す」(ぴいぷる社)を読んでみてください。
共著者でマクロビオティック料理研究家の鈴木博子さんが
美味しくて体によい伝統食について
たっぷりと紹介しています。


←前回記事へ

2002年11月21日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ