元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第165回
南海のハーブ「ノニ」って何?

リウマチばかりか、
末期ガン患者を襲う激痛を押さえる
「ノニ」という南海の果実を
代替医療で著名な佐野医師が使っているというので、
ちょっと驚きました。
というのは、大分まえに「ノニ」については、
僕の中国医学、つまり漢方の先生である
中国・長春中医学院大学の袁世華教授から、
ガンの免疫効果を高める健康食品として
聞いたことがあったからです。
袁(えん)教授は、
東京の北里大学客員研究員でもあり、
いまは日本で漢方薬の普及だけでなく、
中国医学と西洋医学の長所を取り入れる
中西医結合治療の提唱者でもあります。
ホリスティック(全人間的な)治療に基づいた、
患者学の活動に理解を示してくれて、
僕を長春中医学院大学の名誉教授に
推薦してくれた人でもあります。

それはともあれ、「ノニ」とは何か?
四季を問わず、1年中、実をつけ、
タネを土に埋めると9ヶ月で、
2メートルの木に育ち、実をつける。
その後も3ヶ月ごとに実をつけるといいますから、
かなりの生命力を持っている果物です。
ポリネシア地方では
古くからノニの実は「鎮痛の水」といわれ、
アメリカのFDAの研究者も鎮痛効果を認めており、
また鎮痛剤のモルヒネのように
副作用がないようです。
その高濃度エキスを服用するわけですが、
「140の微量栄養素、
19のアミノ酸が入っており、
細胞の活性化、免疫機能を活発に出来る」
と袁(えん)教授の著書には書かれています。
ウソか本当か、ガンやリウマチの痛みがとれるとすれば、
患者にとっては無視できない食物ですね。


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2003年2月8日(土)

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