元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第179回
花粉症にも玄米菜食のすすめ

僕の励行しているマクロビオティック食養生法では、
花粉症をはじめとするアレルギー体質は
動物性蛋白質の過剰摂取が主な原因であり、
玄米・菜食による体質改善が
根治につながることを明らかにしています。
僕の食事指導者である山村慎一郎さんも
アレルギー体質と花粉症の関係をこう警告しています。

「アレルギー体質を作り出す原因は、
肉、卵、牛乳といった動物性蛋白質の食べ過ぎです。
これらの食品は腸内で腐敗しやすく、
未消化のものは体にとって異物(抗原)とみなされ、
それに対する抗体(アレルゲン)がつくられて、
その異物を攻撃するのです。
この異物が発するアンモニアや硫化水素といった有害物質、
つまり毒を排出させるために湿疹が出たり、
喉や腸壁の粘膜が脹れたり、爛れたりする。
これがアレルギーの症状です」

つまり、アレルギー体質の人は、
普段から鼻や喉の粘膜が充血し、
爛れたりしているために、
その傷口から花粉の蛋白質が血液中に浸入し、
花粉症をこじらせるということになります。
ですから、まず肉、卵、牛乳などの
動物性蛋白質の摂取を控えることが
根本の治療ということになります。

また、化学添加物や砂糖など
腸内環境を悪くする食品は食べてはいけません。
花粉症には果実過敏症にも注意しましょう。
スギ花粉症にはトマト、白樺花粉症にはリンゴ、桃、なし、
ブタクサ花粉症にはスイカ、メロン、バナナはいけません。
どうしても食べるときは焼くなり、煮るなり、
火を通すことです。
腸内の環境を整え、アレルギー症状を起こさないためには、
意識してこれらの摂取を控えるとともに、
玄米菜食のように、
栄養バランスがよくて、腸内の消化をよくする
体に良いものを取り入れる必要があると思います。


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2003年2月22日(土)

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