元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第235回
玄米菜食こそ上薬?

まえに古来、中国では薬効を上薬、中薬、下薬とわけ、
漢方薬は下薬、薬草は中薬、そして食事こそ上薬と
健康法の一番と考えた…という話を書きましたが、
いかに玄米と野菜に薬効があるか?
古文書のデータから比較的に中庸のとれたな食材の
薬効一覧表を整理しておきましょう。

●玄米:五臓六腑を調和する一級品。
      便秘、血管障害、心臓病、強壮、強精、胃腸病、
      肥満、貧血、不妊、冷え性、制ガン
●ハトムギ: 血液浄化作用、神経痛の緩和、
         消炎、解毒、排膿、利尿、解熱、肌荒れ
●そば: 高血圧、便秘、血液浄化、美肌、下痢、腹痛
●黒豆: 解毒、血液活性化、利尿、喘息、リュウマチ、むくみ、
      腎臓病、薬物中毒、体力強化、アレルギー体質改善、美肌
●小豆: 腎臓病、利尿、糖尿病、むくみ、
      心臓病、便秘、血液浄化、産後の回復
●納豆: 健腸、健脳
●豆腐: 老化防止、動脈硬化、心臓病、胃腸病、糖尿病
●梅干: 食あたり、下痢、腹痛、頭痛、肩こり、
      腫れ物、風邪、解熱、口内炎
●ショウガ:下痢、腹痛、風邪、痰、喘息、肩こり、関節リウマチ
●ゴボウ:解毒、強精、利尿、眼病、歯痛、母乳不足
       腎臓、生殖器などによし
●蓮根:強壮、健胃、高血圧、疲労回復、夜尿症、痔
●大根:胃腸病、便秘、痔疾、高血圧
●カボチャ:胃腸病、虚弱体質、糖尿病、前立腺
●キャベツ:胃潰瘍、胃腸病、食欲増進、整腸、貧血、健脳
●ほうれん草:貧血、自律神経失調症、更年期障害、便秘、健胃、
●ネギ:病後の衰弱、冷え性、気管支、精神力強化、
      肺、のど、風邪など肺系統。
●人参:貧血、低血圧、スタミナ強化、疲労回復、美肌、夜盲症
●タマネギ:血液浄化、抗アレルギー作用、不眠、
        気をよくする
●ニラ:強肝、強精、整腸、貧血、止血、精力強化

ただ、こうした玄米菜食だけでは
「アミノ酸」や「カルシウム」が
不足するのではないかと危惧する人がいます。
しかし、土壌から流れ出したカルシウム、ミネラルなどは
海産物の養分となり、不足成分を補う仕組みとなっていますので、
海藻・ウニ・白身魚類・貝類といった新鮮な海産物を摂りましょう。
カルシウム分に富み、良好な強精、エネルギー源となります。

日本の風土と食物生成のリンクを知っておくと、
必ず病気予防のヒントとして役立ちます。
また上手く料理が組み合わされたときは、
薀蓄話が一段と盛り上がり、
スローへルスな食卓が楽しくなることは間違いありません。


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2003年4月19日(土)

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