元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第237回
玄米ご飯と味噌汁の作り方

玄米菜食を日々、楽しむためには調理の基礎の基礎を
覚えておくことが大切です。
玄米ご飯ひとつにしても、市販の電気釜で炊いたのでは、
ぽろぽろしていま一つ美味しさに欠けます。
とにかく、むっちりとした玄米ご飯、
そして野菜具たくさんの味噌汁が
玄米菜食の基本メニューですから、
その作り方をまずしっかり覚えることが、
食養生法の第1歩です。

●「玄米ご飯」の美味しい炊き方
ステンレス製圧力鍋(フィスラー社製)に
カムカム鍋(オーサワジャパン製)を入れて使うと
遠赤外線効果でむっちりと美味しく炊き上がります。
1・玄米2カップを流水で洗う
2・玄米と水2カップ、さらに自然塩少々をカムカム鍋に入れる
3・圧力鍋に水をカムカム鍋のふち2センチ下まで入れ、
  カムカム鍋にふたをし、圧力鍋も閉じる
4・強火で15分ほどでシュッシュッと沸騰するので、
  おもりが揺れたら弱火にして60分ほど炊く。
5・火から下ろし、圧が抜けるまでそのままに。
6・ふたを開けてご飯を混ぜてほぐす。

●「出汁」の作り方
マクロビオティックでは鰹節、
煮干などの動物性の出汁は使いません。
体を酸性にするからです。昆布と椎茸を使います。
煮出すのではなく、水につけるだけで
美味しい出汁が出るので、夜、寝る前につけておけば、
翌日すぐに使えます。
広口の空き瓶に水2カップを入れ、
昆布5×10センチと干し椎茸3個を適当に千切って浸し、
冬は常温で、夏は冷蔵庫で一晩つけてください。
料理に使うときは適度の分量を10分ほど煮出して、
昆布の旨味をだし、椎茸の臭みを煮とばす。

● 大根と油揚げの味噌汁の作り方
1・大根の身を短冊切りに、葉を千切りにして塩をまぶす
2・油揚げは長い辺を半分にして細切りにし、
  温めた鍋で空煎りする
3・油揚げの油が出てきたら、大根をも炒め、
  出汁を入れて煮たてる。
  出汁で味噌(豆味噌と麦味噌を半々)を伸ばして入れ、
  大根葉の水気を絞ってから浮かせる。

さあ、ご飯と味噌汁だけでも陰陽調和の取れた
スローへルスな献立となりますが、
きんぴらゴボウや、ひじき蓮根などをお惣菜につけて、
わが家の基本メニューが出来上がりです。


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2003年4月21日(月)

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